日本企業によるインドでの投資が活発化。グローバル能力センターの設置が100社超に達し、三菱UFJはシャドーバンクのシュリラム・ファイナンスへ44億ドルで出資したという。さらに小売・金融分野での進出が進む。
インド商工相の訪日をきっかけに、日本企業のインド投資熱は前例のない水準に達しており、ムンバイやデリー、バンガロールでは日本発の消費ブランドの露出が高まっている。ユニクロ、無印良品、オニツカタイガーといったブランドが市場拡大を進め、ニトリやローソンの進出計画も報じられた。
外資系銀行の買収が活発化し、三菱UFJフィナンシャル・グループは2025年にシュリラム・ファイナンスの株式20%を取得、インド金融市場で過去最大の外資投資を記録した。一方、三井住友銀行はイエス銀行の筆頭株主となった。
デロイトの報告によれば、すでに100社超の日本企業がグローバル能力センターをインドに設置しており、研究開発やAI開発、企業戦略などの機能を担っている。日本企業のインド拡大はアジア太平洋地域で首位クラスの存在感を示している。
日印関係は長期的な協力関係を背景に、2023年の首相訪印以降、両国の対話と協力が強化されている。2024年7月には高市早苗首相のデリー公式訪問に合わせ、半導体やグリーンエネルギー分野を含む125億ドル規模の投資コミットメントが発表され、約120件の協力文書が交わされた。