日米決算が本格化する中、相対的に出遅れ銘柄の押し目買いに注目が集まる。利回り4%超の高配当株5銘柄がスクリーナーで選定された。
日経平均など市場の決算シーズンを控える中、上昇銘柄より出遅れ銘柄の買い場を探る動きが強まっている。楽天証券のスーパースクリーナーを用い、配当利回りが4.0%以上で時価総額が大きく、年初来高値からの下落率が一定以上、3年前比の株価上昇率が80%以上の条件を満たす銘柄を厳選し、厳選・高配当銘柄(5銘柄)として取り上げた。
石原産業(4028・東証プライム)は酸化チタンを中心にデータセンター向け需要が拡大する可能性がある一方、農薬分野の構造変化が利益に影響している。2027年期通期の営業利益は前期比で減少見通し、年間配当金は130円を見込む。株価は2025年安値から大幅に上昇したが、直近は減益見通しなどから調整局面。
DOWAホールディングス(5714・東証プライム)は非鉄・リサイクルを主力とし、金属価格と為替動向の影響を受けつつ業績が堅調。通期売上高・利益の見通しを引き上げ、年間配当は338円、配当性向を40%程度で見込む。株価は高水準まで上昇後に調整が入っており、今後の亜鉛市況やデータセンター投資の動向が注目される。
東亜建設工業(1885・東証プライム)は港湾・海洋土木を主力とする建設会社で、海外工事比率が高い。2027年期の通期利益見通しは211億円と据え置きだが、受注環境は良好とされる。年間配当は77円でDOE最低ライン40%程度を目安にする計画。株価は安値から回復局面だが、長期金利動向や転換社債の希薄化懸念もある。
清水建設(1803・東証プライム)はゼネコン大手で、国内建築・土木の採算改善が利益を押し上げる見通し。通期利益は1,530億円、配当は77円と予想する。株価は高値圧力の後に調整局面だが、データセンターや半導体工場案件の拡大で粗利益率の高水準が継続する見込み。
高砂香料工業(4914・東証プライム)は香料・ファインケミカルを手掛け、原材料費の上昇で売上総利益率が低下する局面もあるが、欧米市場の採算正常化などで業績改善を見込む。年間配当は52円、DOE3.0%以上、配当性向30%以上を掲げ、株価は長期的には割安感が強い水準。株価は2025年安値から反発した後、再び調整局面。