NY市場で円が大幅に買われ、1ドル158円台後半まで上昇。朝方の急伸後にレートチェック実施のうわさが取り沙汰され、午後には158円64銭前後まで推移した。
2日のニューヨーク市場では日米金利差の縮小観測を背景に円買い・ドル売りが優勢となり、円は1ドル158円台後半へ大きく上昇した。朝方には158円台前半へ急伸する場面もあった。市場では当局が金融機関へ相場水準を照会した「レートチェック」が行われた可能性が取り沙汰された。
原油高騰の影響は収まりつつあり、円は海外市場を通じて強含み。ADPの8月全米雇用報告では就業者数の増加幅が予想を下回り、米長期金利は高水準を維持。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は現時点での利上げを支持せず、今後の指標を注視すべきとの見解を示したが、市場の反応は限定的だった。
その後は円が再び急伸し、一時158円21銭をつけて約2週間ぶりの高値を付けた。日米協調介入の効果が薄れる中、レートチェックの可能性が浮上。日銀の高田創審議委員が年2回の利上げペース加速を示唆したとの観測も円買いを支えた。
午後に公表されたベージュブックは個人消費の底堅さを指摘する一方、原油価格と米長期金利は高止まり。円は再び159円台へ軟化する場面もあり、ユーロは対円で大幅に安値圏を推移した。