半導体製造装置大手のTOWAが2026年4-6月期に売上高が前年同期比約倍増の好決算を発表した一方、株価は決算発表翌日に大幅安となった。通期計画の保守的な見通しや利益確定売りが背景に挙げられる。
TOWAは2026年4月から6月期の連結決算で売上高161億8,300万円(前年同期比+100.3%)、営業利益22億1,200万円、経常利益23億3,200万円、最終利益16億5,700万円を計上した。前年度は関税政策の影響で赤字だったが、今回は黒字化を達成した。受注高は四半期ベースで過去最高を更新した。セグメント別では半導体製造装置事業が売上の大半を占め、モールディング装置の受注が特に好調だった。
決算発表は市場予想を上回る内容だったものの、株価は翌営業日には大幅に売られ、年初来高値からの反動と通期予想の保守的な修正をめぐる思惑が重なった可能性が指摘された。投資家はAI・データセンター向け設備投資の追い風が続くか注視しており、全社の利益水準改善は確認できるが株価の動きは素直ではなかった。
稼ぎ頭の半導体製造装置事業はモールディング装置の需要取り込みにより売上を牽引し、メディカルデバイス事業は堅調な需要で高い営業利益率を維持した。一方レーザ加工装置事業は投資低迷の影響で営業損失を小幅にとどめた。決算の進捗率は通期予想に対しては保守的とみられ、次回の第2四半期決算での見直しに注目が集まる可能性がある。