太陽誘電の株価はこの1カ月で乱高下したが、8月5日に1Q決算と通期予想を上方修正。これを受けて期末の営業利益はさらに150億円積み増しの修正が出た。
太陽誘電はこの1カ月の株価動向が大きく乱れ、8月18日には終値が9,991円と前日比で約11%下落している。7月中旬には高値圏をつけたが、7月下旬に急落後、上方修正を受けて一時戻す場面もあった。
1Qの業績では売上高が938億円、営業利益が48億円、経常利益が42億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が25億円となり、前年同期の四半期損失から黒字へ転じた。為替差益の影響がプラス要因となり、1Qの利益の伸びが相対的に大きく見える要因となった。
同社は5月8日に公表した通期予想を引き上げ、売上高を3,840億円から4,240億円へ、営業利益を300億円から450億円へ整理した。これに対し、8月5日には営業利益をさらに150億円積み増す修正が出ており、2Q以降の前提為替レートは1米ドル160円とされた。
市場は株価の動きと修正の乖離を見つつ、情報インフラ・産業機器向け需要の増加や為替変動の影響を注視している。直近の評価指標はPERが高水準を維持しており、株価の推移は引き続きボラティリティが高い局面が続いているとみられる。