年商500億円以上の企業を対象に法人営業のAI活用実態を調査した結果、AI導入の作業時間削減は高い一方で事業成果の向上は14.5%にとどまり、先進企業はSFA/CRMデータの品質改善と統合、営業プロセス全体の再設計を重視している。
年商500億円以上の企業を対象に、法人営業、営業企画、DX推進を担う課長クラス以上の200名を対象に実施した調査の結果をまとめたレポートが公開された。調査はインターネットリサーチで、実施期間は2026年7月14日〜21日、調査会社は市場開発研究所。
AI導入の効果として最も多く挙げられたのは作業時間の削減(53.0%)であった。一方、受注率や売上などの事業成果の向上を実感した企業は14.5%にとどまり、効率化と成果の間に大きな乖離が見られた。
課題としては現場のAIリテラシー不足と運用人材不足がともに37.5%で最多となり、データ基盤の未整備や業務ルールの未標準化も続いた。
次の投資先として最も多く挙げられたのはSFA/CRMデータの品質改善・統合(46.5%)で、営業プロセス全体の再設計(41.0%)も高い関心が示された。現場系・企画系とも同様の傾向で、データと仕組みの整備が投資の軸となる見通し。