前場の主な出来事として、三菱マテリアルがベトナムからタングステンの調達を再開したこと、NISSHAのレーティング引き上げ、キオクシアの保有比率減少、テルモの通期見通し下方修正、NTTの量子計算分野での戦略的提携が伝えられた。
三菱マテリアルは、中国の輸出規制を踏まえ、タングステンの調達先をベトナムに再導入した。従来は中国由来の安価な調達を優先していたが、規制の影響で再評価し、再開を決定したとの報道が日経朝刊に掲載された。
NISSHAは野村証券のレーティングをNeutralからBuyへ引き上げ、目標株価を1600円に設定した。決算発表後の悪材料は出尽くしたとの見方が背景にあるとされる。
キオクシアは東芝の保有割合が12.84%から11.80%へ減少した。10月8日付の変更報告書で判明しており、株価の反応には米国株安の影響も併存している。
テルモは27.3期の連結純利益予想を1931億円から1200億円へ下方修正した。主要取引先のCSLプラズマとの契約解除に伴う損失計上が主因としている。
NTTは量子コンピューティングの産業活用に向け、クラッシク Technologiesと戦略的業務提携の基本合意を締結した。今後、具体的なユースケースの創出・実証を進める方針だ。