居住型クルーズ船オデッセイ号が燃料費の急騰を理由に航海を中断。カンボジアで28日現在も停泊しており、船上の203人の乗客が下船を指示された。
世界を3年半かけて周遊する居住型クルーズ船オデッセイ号は、燃料費の高騰を受けて航海を中断した。運営会社は燃料費の増加分を乗客に転嫁しきれないとして、事業再建を進める方針を示している。
オデッセイ号はフロリダ拠点のヴィラ・ヴィー・レジデンシズが運航しており、1客室あたりの月間燃料費は従来約1800ドルだったが、最近はアジア地域で6000~8000ドル程度に4.4倍急騰。航行速度を落としても費用増を吸収できなかったという。
同船はカンボジアのシアヌークビル港に10月23日から5日間寄港する予定だったが、10月28日現在も同港にとどまり、下船指示が出された乗客は下船を余儀なくされている。乗員は156人で、乗客は203人、定員は650人だった。
航海計画は2027年11月まで確定しており、2029年初頭に2隻目の居住型クルーズ船を就航させる計画だったが、今回の中断については2隻目に言及がない。