7月27日週の米ドル/円は日米の金融政策発表を材料に、160円台前半から165円を目指す展開が焦点となる見通し。介入再開の可能性も注視されるが、今週の結論は未定である。
先週(7月20日週)の米ドル/円は、7月21日の高市政権決定を機に162.8円を上回り、一時164円寸前まで上昇する動きを見せた。これまで161~162.8円の狭いレンジで推移していたが、上放れを経て勢いづいた。
レンジ・ブレークの背景には「骨太の方針」決定を受けた財政規律への懸念再燃と、米ドル買い・円売り材が材料として作用した可能性が指摘された。日本の10年債利回りは一時2.9%まで上昇した後、低下傾向に戻っている。
有事の米ドル買い再燃の報じられ方とともに、CFTCの投機筋の米ドル買い越しは7月21日時点で46万枚と過去最高水準に迫る。円売り越しの最高は2007年と2024年の18万枚で、現在はこれに近い水準まで拡大している。
今週は日米の金融政策発表などを手掛かりに、米ドル高・円安の165円トライが焦点となる見込み。市場ポジションは米ドル買い・円売りが「行き過ぎ」懸念を生んでおり、介入再開の是非も注目される。介入再開の判断には財政減税の動きなども影響するとみられる。
今週の予想レンジは米ドル/円で160~165円とされ、165円トライの可能性が検討される。