イベントリスクが後退するとの見方が広がり、ドル・円はこう着感が強まりやすい展開を想定。4日のニューヨーク市場の実動と5日の展望を整理する。
4日のニューヨーク外国為替市場でドル・円は158円67銭へ上昇後、158円16銭まで下落し、158円46銭で引けた。米10月ADP雇用統計が予想を上回り労働市場の健全性を示した一方、9月貿易赤字は予想外に縮小した。これによりドル買いが先行したが、米10月ISM非製造業景況指数が予想を下回り、原油価格の下落と長期金利の低下を招き、ドルの上昇は抑えられた。
本日5日の相場は米国の中間選挙を経てイベントリスクが後退したと受け止められ、オプション市場ではドルに対する売りが観測され、こう着感が強まりやすいとみられている。米株は民主党のねじれ議会を背景に高水準を維持する一方、Iran情勢の緊張緩和期待から原油が急落、長期金利も低下している。テクニカル面では158円台中盤が上値の目安となり、160円付近の節目はドルに対する下押し圧力を再燃させやすい。欧州でのECB利上げ観測もありクロス円の動向にも引き続き注目が集まる。