9月初めに円相場が一時155円台まで進んだ背景として、長期国債入札の様子と日銀のタカ派姿勢、海外要因の影響が整理される。
財務省は9月1日に10年物国債、3日に30年物国債の入札を実施し、10年物の平均利回りは2.995%で最高落札利回りは3.011%、応札倍率は3.29倍だった。30年物の応札倍率は3.79倍であった。入札は「やや低調」との受け止めもあったものの、総じて需要は安定しており国債市場は落ち着いている。
急速な円高が進み、4日には東京市場で1ドル=155円台の水準まで円高が進行した。日銀のタカ派姿勢を背景に日米金利差縮小観測が高まり、国内要因としては植田総裁の政策運営方針や高田審議委員の発言が円高要因として市場の注目を集めた。