日銀の利上げ観測とGPIFのリバランス観測が再燃する中、円相場が上昇。ドル円は155.00のサポート水準へ押し戻され、ファンダメンタルズ主導の動きとして捉えられている。
円相場はここ数取引日で上昇しており、ドル/円は155.00のサポート水準へ押し戻された。この記事ではこの動きを、日銀の金融政策がよりタイト化するとの見方が強まっていること、財政政策を巡る懸念もなお意識されていることとともに伝える。円高の背景には介入観測よりもファンダメンタルズの影響が大きいと位置づけられている。
日銀の政策見通しでは、今月の利上げが市場で織り込まれており、25bpの引き上げが意識される一方で、従来取り沙汰された50bp利上げ観測の比重は低下している。デリバティブ市場は年末までの累積利上げ幅を約50bp、来年半ばまでで75bp強の引き締めを織り込むとの見方で、追加の75bpを前提とする予想よりも速いペースと解されている。
GPIFが資産配分を国内資産へ傾ける可能性が再び取り沙汰され、円相場を下支える要因となっている。こうした動きは資本流出の抑制につながるとの観測が出ている。