前場の報道で、ラサ工業が27.3期の通期営業利益予想を上方修正し28.9期に向けた配当も発表。横河電機やバルカーも同様に通期予想を引き上げ、ニトリHDは10月の国内既存店売上高が減少、ファナックとキヤノンMJの動向にも市場関心が向かった。
ラサ工業は27.3期通期の連結営業利益予想を従来の62.0億円から74.0億円へ引き上げ、期末配当予想を18円から25円へ引き上げると発表した。半導体市場の堅調と高純度リン酸を含む電子材料の販売が引き続き好調と見込まれている。
横河電機は27.3期通期の連結営業利益予想を従来の850.0億円から880.0億円へ上方修正した。一方、市場コンセンサスは920.3億円で、上方修正にもかかわらずコンセンサスを下回るとの見方が出ている。受注高見通しは6450億円から6650億円に引き上げられた。
バルカーは27.3期通期の連結営業利益予想を従来の110.0億円から125.0億円へ上方修正。上期の実績が想定を上回ったことと今後の需要動向を踏まえた見直しで、上期の営業利益は60.2億円、前年同期比89.1%増となった。
ニトリホールディングスは10月度の国内既存店売上高が前年同月比で2.4%減少したと発表。既存店客数は1.6%増、客単価は3.9%低下し、全店売上高は0.2%減となった。季節商品は天候要因の影響を受け、テレビ CMや月替わりセールの効果で一部商品は好調だった。
ファナックは大和証券の投資判断で目標株価を6500円へ引き下げられたことが報じられ、AI活用による新たなFA事業モデル構築とロボット分野の受注先行を評価する一方、同社の過去の設備投資と人員増による利益率の低下などが課題として挙げられた。