ドル高の流れが今後も続くとの見方が広がる中、米雇用関連指標の発表を前に市場では原油高と米国長期金利の高止まりがドルを支える展開が続くとみられている。
東京市場は月末要因で静かに推移する中、ドル高地合いが堅く、有事のドル買い圧力と米金利上昇がドル相場の下支えとなっている。NY原油先物が94ドル台で推移し、米10年債利回りは5.25%近辺で推移している。ドル高を背景にドルの下値を支える動きが見られる。
ドル円相場は片山財務相とベッセント米財務長官の協議で過小評価された円への懸念が示されたことに加え、高市政権がリフレ派でない姿勢を示したことで、158円台から160円手前へかけては当局の直接介入を警戒する局面が強まっている。これにより上値は抑制されやすく、売買材料が拮抗している。
今週は米雇用関連指標の発表が相次ぎ、特に今週末の米雇用統計を前に求職件数など雇用関連指標の動向が注目される。市場予想は雇用件数が前回を下回る見込みで、米消費者信頼感指数の予想も前回を下回る見込みとなっている。
欧州通貨ではドル買い圧力が優勢とされ、対円では買い戻しが入りやすいと見られる。発言イベントとしてECB当局者やFRB当局者らの講演が予定されており、テクニカルポイントではポンドドルの下降トレンド継続が示唆される場面もある。