日経平均は小幅安で3日続落となり、午前中は半導体株安の影響を受けて一時大きく下げたが、半導体株の売りが一巡した後に押し目買いが入り、終値は小幅安で引けた。TOPIXは3日ぶりに反発し、東証プライム市場で値上がり銘柄が上回った。
9日の日経平均株価は前日比11円19銭安の6万9030円92銭と小幅に3日続落した。米ハイテク株安を受けて午前9時20分には同-892円09銭の6万8150円02銭まで下落したが、半導体株の売りが一巡した後に押し目買いが入って午後には小幅に反発する場面も見られ、結局は小幅安で取引を終えた。TOPIXは3日ぶりに反発し、4104.81ポイントまで上昇した。
前日の米国市場の影響を受け、ナスダックは大幅安となりSOX指数も下げた。これを受けて寄り付きの日経平均は6万8648円50銭でスタートし、半導体やAI関連の銘柄の動向が市場の注目点となった。前場ではソフトバンクグループとファーストリテイリングの2銘柄で日経平均を約470円押し下げた一方、海運株やサービス株が堅調だった。後場にかけて半導体株にも押し目買いが入り、アドバンテストと東京エレクトロンが上げに転じて終盤は小幅高に落ち着いた。
東証プライム市場の出来高は22億9519万株、売買代金は7兆8454億円と活発だった。騰落銘柄は値上がりが1194件、値下がりが331件、変わらずが27件で、値上がり銘柄が大きく上回る展開だった。業種別では8業種が下落、25業種が上昇し、小売株やガラス土石株、非鉄金属株などが軟調だった一方、海運株や一部のIT・サービス株が堅調だった。市場関係者の注目はSQ値の動向で、特別清算指数は6万8465円23銭と算定され、後場の日経平均はこの水準を挟んだ動きとなった。
前場〜後場の動きの要点として、アドバンテストや東京エレクトロンなど半導体株が押し目買いで上昇し、SOX指数の弱含みが和らいだ。夜には米国でミシガン大学消費者信頼感指数の速報が発表予定で、国内市場は翌日以降の連休を控え持ち高調整の動きも意識された。市場全体としては、個別銘柄の動きが指数に大きく影響する局面が継続した。