高水準の有利子負債、金利上昇、財務コベナンツ抵触リスク
FY2021に初出。16回の記載のうち11回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載は2026-09-14。
AB&Companyがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より2年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。75社中23社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに13社。
- FY2026-H1悪化有価証券報告書
「各決算期末におけるレバレッジ・レシオを4.0以下かつ正の値に維持すること。/各決算期末のデット・サービス・カバレッジ・レシオを1.05以上に維持すること。」
1,100百万円の新規借入に財務制限条項が付され、レバレッジ・レシオ、デット・サービス・カバレッジ・レシオ、純資産および連結経常利益に関する維持条件が開示された。借入金残高は前期末比で599百万円増加し、金融費用も前年同期比48.8%増の138百万円となった。 - FY2025悪化有価証券報告書
「第8期連結会計年度末時点で13,477百万円の有利子負債(有利子負債比率49.8%)を計上しております。このうち金融機関からの借入による6,995百万円の金利については市場金利と連動して定期的に見直される契約となっており」
有利子負債は前期の12,036百万円から13,477百万円へ増加し、有利子負債比率は49.8%となった。金利1%上昇時の税引前利益への影響もマイナス132百万円と開示され、財務コベナンツや買収・設備投資制限のリスクも継続している。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「流動負債は、前連結会計年度末に比べ164百万円減少し、5,424百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の減少110百万円、契約負債の減少55百万円、借入金(流動)の増加205百万円、リース負債(流動)の増加43百万円、納付等に伴う未払法人所得税等の減少30百万円、消費税納付及び賞与の支払等に伴うその他の流動負債の減少217百万円等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末に比べ572百万円増加し、11,258百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の増加610百万円、リース負債(非流動)の減少52百万円、引当金(非流動)の増加14百万円等によるものであります。」
流動借入金が205百万円、非流動借入金が610百万円増加し、借入金残高は前連結会計年度末から増加した。金融費用も前年同期比9.4%増の92百万円となっており、借入エクスポージャーと金融費用の増加が確認される。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「流動負債は、前連結会計年度末に比べ15百万円増加し、5,158百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の減少23百万円、借入金(流動)の増加209百万円、リース負債(流動)の増加57百万円等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末に比べ459百万円増加し、11,094百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の増加340百万円、リース負債(非流動)の増加82百万円等によるものであります。」
流動借入金が209百万円、非流動借入金が340百万円増加し、借入金残高は前期末から増加した。金融費用も前年同期比25.2%増の84百万円となり、借入エクスポージャーと金融費用の増加が確認された。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「流動負債は、前連結会計年度末に比べ204百万円減少し、4,938百万円となりました。これは主として、営業債務及びその他の債務の減少84百万円、借入金(流動)の増加208百万円、リース負債(流動)の増加18百万円、納付等に伴う未払法人所得税等の減少343百万円等によるものであります。非流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,143百万円増加し、11,778百万円となりました。これは主として、借入金(非流動)の増加1,013百万円、リース負債(非流動)の増加110百万円、引当金(非流動)の増加19百万円等によるものであります。」
流動借入金は208百万円、非流動借入金は1,013百万円増加した。また、金融費用も前年同期比10.0%増の43百万円となり、借入エクスポージャーと金融費用の増加が同時に確認された。 - FY2023有利子負債比率低下と残高増加の併存有価証券報告書
「第6期連結会計年度末時点で11,644百万円の有利子負債(有利子負債比率47.8%)を計上しております。このうち金融機関からの借入による5,004百万円の金利については市場金利と連動して定期的に見直される契約となっており」
有利子負債残高は前期の11,355百万円から増加した一方、有利子負債比率は49.3%から47.8%へ低下し、変動金利借入額も5,004百万円と開示された。コベナンツ・買収制限・金利上昇リスクは継続している。 - FY2023-Q3借入残高減少と金融費用増加の併存有価証券報告書
「金融費用は、前第3四半期連結累計期間比で22百万円増加し、93百万円(同31.4%増)となりました。」
金融費用は前年同期比31.4%増加した。一方、期末の借入金は流動1,431百万円、非流動5,105百万円で、前連結会計年度末から非流動借入金が675百万円減少し、借入残高全体は減少している。高水準の有利子負債・金利リスクについて、残高減少と費用増加が併存する状況として記録する。 - FY2022悪化有価証券報告書
「第5期連結会計年度末時点で11,355百万円の有利子負債(有利子負債比率49.3%)を計上しております。このうち金融機関からの借入による5,545百万円の金利については市場金利と連動して定期的に見直される契約となっており、今後、市場金利が上昇した場合には当社グループの業績や財務状況に影響を与える可能性があります。」
有利子負債は9,290百万円から11,355百万円、有利子負債比率は48.0%から49.3%へ増加した。変動金利借入、財務コベナンツおよび買収・設備投資制限に加え、買収資金に伴う借入エクスポージャーが拡大している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当契約は、株式会社BELLTREE及び株式会社KESHIKIの株式取得資金の調達を目的としたものであります。/組成金額:200百万円、605百万円、279百万円/財務制限条項:決算期末日の借入人の単体貸借対照表の純資産の部の金額を、当該決算期の直前に終了する決算期末日の当該金額の80%以上の金額に維持する。」
第3四半期末までの長期借入金は減少していた一方、8月31日の買収に合わせて総額1,084百万円のシンジケートローンが実行され、純資産維持等の財務制限条項を伴う新たな借入エクスポージャーが生じた。 - FY2022-Q2対処有価証券報告書
「金融費用は、前第2四半期連結累計期間比で5百万円減少し、47百万円(同10.8%減)となりました。減少要因は借入金残高の減少により支払利息が減少したためです。」
借入金残高の減少により金融費用が前年同期比10.8%減少した。前連結会計年度末から長期借入金の帳簿価額も5,901百万円から5,570百万円へ減少しており、有利子負債エクスポージャーの縮小が続いている。 - FY2022-Q1対処有価証券報告書
「金融費用は、前連結会計年度比で5百万円減少し、24百万円(同19.7%減)となりました。減少要因は借入金残高の減少により支払利息が減少したためです。」
借入金残高の減少により支払利息が減少したと説明しており、有利子負債エクスポージャーが前期末から縮小したことを示している。ただし、コベナンツ等のリスクについて重要な変更はない。 - FY2021初出有価証券報告書
「第4期連結会計年度末時点で9,290百万円の有利子負債(有利子負債比率48.0%)を計上しております。」
変動金利借入5,239百万円、財務コベナンツ、買収・設備投資制限を具体的なエクスポージャーとして挙げている。