新型コロナウイルス感染症拡大による業績・事業継続リスク
FY2020に初出。11回の記載のうち2回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2026。
ヒガシホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2020年)より3年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。10社中2社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに2社。
- FY2026再定義有価証券報告書
「当社グループは、大規模な地震や台風等による自然災害の発生・感染症の拡大(パンデミック)等により倉庫や車両、情報システム、電力、交通網等が被害を受けた場合、物流業務の停滞等事業に支障が生じる可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症単独のリスク記載から、感染症を自然災害等と並ぶ事業継続リスクへ統合した整理に変わっている。 - FY2024-Q1再定義有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年6月30日)におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行に伴い、雇用情勢や所得環境の改善が見られ、景気は緩やかに持ち直しの動きがみられるものの、物価高騰や世界的な金融引締め等の影響による海外景気後退のリスクなど景気の先行きは依然として見通し難い状態が続いております。」
感染症の5類移行による景気持ち直しを示し、従来の感染症拡大による直接的な事業影響中心の説明から、物価・金融引締め・海外景気後退を含むマクロ経済リスクの説明へ移っている。 - FY2022再掲有価証券報告書
「今後、感染拡大が更に深刻的な状況となった場合には、従業員等への感染や、倉庫作業の停止又は顧客企業での事業活動の縮減などにより、当社グループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症について、従業員感染、倉庫作業停止、顧客企業の事業縮減による影響リスクを再確認している。 - FY2022-Q3変異株懸念下での増収増益有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は196億30百万円(前年同期比13.6%増)、営業利益は10億71百万円(同69.3%増)、経常利益は12億16百万円(同47.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億円(同51.3%増)となりました。新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況ですが、中期経営計画2023達成に向けた業容拡大、経費削減への取組や業務効率上昇を推進した結果、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。」
新たな変異株による感染再拡大懸念と感染症の収束時期が見通せない状況が続く一方、業容拡大、経費削減、業務効率向上により第3四半期累計は増収増益となっている。 - FY2022-Q2感染症影響下での増収増益有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況ですが、中期経営計画2023達成に向けた業容拡大、経費削減への取組や業務効率上昇を推進した結果、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。」
感染症の収束時期が見通せない状況は続く一方、業容拡大、経費削減、業務効率向上の取り組みにより、第2四半期累計では売上高・利益が前年同期を上回った。 - FY2022-Q1感染症影響下での増収増益有価証券報告書
「新型コロナウイルス感染症の収束時期が見通せない状況ですが、中期経営計画2023達成に向けた業容拡大、経費削減への取組や業務効率上昇を推進した結果、売上高、利益ともに前年同期を上回りました。」
感染症の収束時期が見通せない状況は続く一方、業容拡大、経費削減、業務効率向上の取り組みにより、当第1四半期は売上高・利益が前年同期を上回った。 - FY2021感染症影響継続下で事業継続対応を強調有価証券報告書
「なお、新型コロナウイルス感染症拡大の脅威は依然として継続しておりますが、当社グループは、事業活動に関わる全ての人の生命・健康を守りながら、事業継続に万全を期すことにより、社会の皆さまの暮らしやビジネスに不可欠な物流を担う事業者として、引き続き安全・安定的にお届けできるよう、総力を挙げて取り組んでまいります。」
感染症リスクが継続する中、生命・健康の保護と事業継続、安全・安定的な物流提供を同時に進める姿勢を示している。 - FY2021-Q3感染症影響の継続と一部事業の持ち直し有価証券報告書
「営業利益については、新型コロナウイルス感染症の拡大等による影響を受け、景気が急減速するなど運送事業の一部業務等の減少が影響し減益となりました。」
感染症拡大による運送事業の一部業務減少が続く一方、会社全体では直近の影響が小さくなり、一部事業に持ち直しの兆しがあるとの説明も加えている。 - FY2021-Q2悪化有価証券報告書
「営業利益については、新型コロナウイルス感染症の拡大等による影響を受け、景気が急減速するなど運送事業の一部業務等の減少が影響し減益となりました。」
新型コロナウイルス感染症の影響が継続し、運送事業の売上高は前年同期比15.5%減、セグメント利益は同24.7%減、連結営業利益は同34.1%減となっている。 - FY2021-Q1悪化有価証券報告書
「営業利益については、新型コロナウイルス感染症の拡大等による影響を受け、景気が急減速するなど運送事業の一部業務等の減少が影響し減益となりました。」
新型コロナウイルス感染症による業績影響が継続し、運送事業の一部業務等の減少を通じて、第1四半期の営業利益が前年同期比25.9%減となっている。 - FY2020顕在化有価証券報告書
「今般の新型コロナウイルス感染症拡大により、自動車等の生産減速に伴う受託業務量低下や在宅勤務、休業申請等による移転計画の中止や延期など当社グループ業績に影響が出はじめております。」
感染症拡大により、受託業務量の低下や移転計画の中止・延期などの影響が実際に出始めたとして、業績・倉庫作業・顧客活動への影響を主要リスクとして初めて明示している。