世界経済の回復格差・サプライチェーン混乱・金利動向の不確実性
FY2022-Q2に初出。13回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022-Q3。直近の記載は2026-08-06。
サンフロンティア不動産がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。34社中23社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに35社。
- FY2026地政学・供給制約と景気回復要因が併存有価証券報告書
「世界経済においては、中東情勢の緊迫化を背景にエネルギー価格の上昇が続き、インフレの再燃やサプライチェーンへの影響など、先行きの不透明感が高まっております。」
従来の地政学リスク・中国経済減速への懸念に加え、中東情勢、エネルギー価格上昇、インフレ再燃、サプライチェーンへの影響を新たに具体化した。一方、国内経済や都心オフィス需要は堅調と説明している。 - FY2026-H1地政学・中国減速への懸念と米国利下げを併記有価証券報告書
「世界経済では、地政学リスクの影響や中国経済の減速等が続く中で、米国では雇用環境の悪化リスクを背景に連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の引き下げを決定するなど、先行きの成長見通しには不透明感も漂っています。」
地政学リスクと中国経済減速による不透明感が継続する一方、米国では雇用環境悪化リスクを背景にFRBの利下げが決定されたと説明している。 - FY2025米国関税政策による不透明感を追加有価証券報告書
「国内経済は雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の急増によって、緩やかな回復が継続いたしました。金融面においては、米国の関税政策が招く不透明感もあり、日銀は追加利上げを見送り、国内の金利上昇は落ち着きを見せました。ただし、米国の政策変更や中国経済の減速と地政学リスクの影響を受け、今後の成長見通しに注視する必要があります。」
景気回復要因を示す一方、米国関税政策・政策変更、中国経済減速、地政学リスクによる成長見通しへの不透明感を記載した。 - FY2025-H1中国減速・地政学リスクと回復期待を併記有価証券報告書
「世界経済は、欧米の金利引き下げにより、米国は経済成長の持続が期待され、欧州は経済活動の活性化が見込まれています。一方、中国経済の減速と中東やウクライナ情勢における地政学リスクの影響により、経済成長の鈍化が懸念されます。」
欧米の利下げによる米国・欧州の回復期待を示す一方、中国経済の減速と中東・ウクライナ情勢の地政学リスクによる成長鈍化懸念を記載している。 - FY2024-Q3懸念継続と景気回復期待を併記有価証券報告書
「世界経済は、各国政策金利の高止まりや、中国経済の減速および地政学リスクの影響で、先行きが懸念されますが、今後の米国の政策金利の引き下げへの転換、およびアメリカ経済の軟着陸への期待が高まっております。」
各国政策金利の高止まり、中国経済の減速、地政学リスクへの懸念は継続している。一方、米国の利下げ転換と軟着陸への期待も併記され、リスクと改善期待を併存させた説明となった。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「世界経済は、各国の金融引き締め、及び中国の不動産不況による経済の先行きの懸念などの影響で、景気減速が懸念されております。」
世界経済のリスクについて、各国の金融引き締めに加え、中国の不動産不況による景気減速懸念を具体的に記載した。 - FY2023再掲有価証券報告書
「世界経済は、ウクライナ問題の長期化、各国のインフレの高止まり及び利上げによる景気減速が懸念されております。」
ウクライナ問題、インフレ及び利上げによる景気減速と金融資本市場の変動への警戒を継続している。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「世界経済は、ウクライナ問題の長期化観測、各国のインフレ及び利上げによる減速がもたらすスタグフレーションが懸念されています。」
世界経済のリスクについて、ウクライナ問題の長期化、各国のインフレ・利上げ、景気減速によるスタグフレーション懸念を継続して記載している。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が緩和する中、ウクライナ問題の長期化観測、各国のインフレ及び利上げ、中国上海のロックダウンによる減速がもたらすスタグフレーションが懸念されています。」
世界経済の不確実性について、従来の感染症・金融引き締めへの警戒に加え、ウクライナ問題の長期化、各国のインフレ・利上げ、上海ロックダウンによる景気減速とスタグフレーション懸念を具体的に記載している。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「世界経済は、この新型変異株の影響が広がる一方、物価の急上昇を背景に各国において金融緩和の縮小や引き締め観測が強まってきており、今後も金利動向を注視する必要があります。」
世界経済の不確実性について、新型変異株の影響に加え、物価急上昇を背景とする金融緩和縮小・金融引き締め観測と金利動向への警戒を記載している。 - FY2022-Q2初出有価証券報告書
「世界経済においては、新型コロナウイルスの影響による落ち込みからの回復局面において先進国と発展途上国の間で格差が広がりサプライチェーンの混乱が起きるなど、不確実性が高まっています。またFRBによる金融政策正常化のプロセスが模索される中、今後の金利動向を巡る市場の不確実な動きを注視する必要があります。」
先進国と発展途上国の回復格差、サプライチェーンの混乱、FRBの金融政策正常化に伴う金利動向を、世界経済に関する不確実性として初めて独立したテーマとして記載している。