生産装置の陳腐化
FY2022に初出。8回の記載のうち3回が「対処」で、最初の「対処」はFY2023-Q1。直近の記載はFY2024。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに2社。
- FY2024再掲有価証券報告書
「その性能は計画段階の想定と差異がなく、従来の成長装置よりも30%以上生産の効率が向上しました。しかし、競合他社でもある人工ダイヤモンド宝石製造会社が成長装置の大幅な技術革新を実現した場合、当社の成長装置の性能が陳腐化することでコスト競争力が失われる可能性があります。」
新型成長装置の効率向上実績と、競合装置の技術革新による陳腐化リスクを再掲している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「さらに成長面積の拡大や、成長速度の増大を期して、成長装置内のホルダー等の部品について、検討を継続しています。」
新型成長装置について、成長面積・成長速度の向上に向けたホルダー等の部品検討を継続している。 - FY2024-Q1前進有価証券報告書
「2022年11月に稼働しました島工場に、産総研などとの共同研究の成果である、新型成長装置を導入しました。この装置によって、成長面積が拡大出来ることが判明しました。さらに成長面積の拡大や、成長速度の増大を期して、成長装置内のホルダー等の部品について、検討を継続しています。」
島工場へ新型成長装置を導入し、成長面積を拡大できることを確認した。さらに成長面積・成長速度の向上に向けた部品検討を継続している。 - FY2023前進有価証券報告書
「その性能は計画段階の想定と差異がなく、従来の成長装置よりも30%以上生産の効率が向上しました。」
島工場の新型成長装置について、従来装置比30%以上の生産効率向上を確認し、陳腐化リスクへの対応実績を数値化している。 - FY2023-Q3対処有価証券報告書
「その結果、成長面積の拡大を行っても、均一な板厚となるホルダー構造を開発することに成功しました。この成果によって、島工場の新型成長装置は、当社の主要成長装置として利用できることが明らかになりました。」
新型成長装置について、成長面積を拡大しても均一な板厚となる構造の開発に成功し、島工場の主要成長装置として利用可能と確認された。 - FY2023-Q2対処有価証券報告書
「その結果、既存成長装置での製造とほぼ同じ成長速度で製造でき、かつ、品質も同等であることが確認できました。このことによって、島工場稼働時には、新型成長装置の使用を進めることを決定しました。」
新型成長装置について、既存装置とほぼ同じ成長速度と同等品質を確認し、島工場で使用する決定に至った。装置性能の陳腐化リスクへの対応が進んでいる。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「生産に使用している既存の成長装置の形成面積は、ほぼ直径45mmの範囲にとどまっています。このことによって、素材生産量の上限が決まっており、2インチウエハ(直径50mm)を製作することが難しいことで、ウエハ開発そのものにも影響を与えています。そのため、成長コストにも直結する成長装置の形成面積の拡大を目指し、産総研等と共同研究を行い、具体的には産総研のアイデアを基に、装置メーカーで装置試作を行うという方式で、この開発を進めておりました。この試作機が、前事業年度に当社に納入されましたが、当第1四半期累計期間において生産条件の開発を実施し、想定していた成長面積の拡大が達成できることを確認しました。」
既存装置の形成面積制約に対し、産総研・装置メーカーとの開発を進め、試作機で想定した成長面積拡大を確認した。 - FY2022初出有価証券報告書
「競合他社である人工ダイヤモンド宝石製造会社が成長装置の技術革新を実現した場合、当社の成長装置の性能が陳腐化することでコスト競争力が失われる可能性があります。」
産総研や装置製造会社との共同開発・研究により成長装置の高度化を進める対応を記載している。