電気自動車・自動運転・シェアビジネスによる事業環境の変化
FY2017に初出。7回の記載のうち3回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2019。直近の記載はFY2025。
豊田合成がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2019年。同じテーマの他社の中央値(2022年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。29社中11社が悪化側に。
直近の記載が「その他」なのは、ほかに9社。
- FY2025BEV普及の減速感と長期進展見込みを併記有価証券報告書
「グローバルでのBEV普及速度は当初想定されていたものより鈍化しているものの、長期的には進展することが見込まれます。」
BEV普及について短期的な速度鈍化を認識しつつ、長期的な電動化進展の見通しを維持している。 - FY2024再掲有価証券報告書
「一方で、クルマの電動化に向けた動きは、一部で普及スピードに懐疑的な見方も広がりましたが、新興国市場での電気自動車(BEV)のシェア拡大や新興BEVメーカーの急成長に見られるように、脱炭素に向けた電動化へのシフトチェンジの大きな流れは継続しており、各社とも対応に向けて大きな変化が求められる1年となりました。」
BEV普及速度への見方に幅がある一方、脱炭素に向けた電動化の大きな流れは継続しているとの認識を示している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「また、欧州・中国を中心とする予想を上回るBEV(電気自動車)化の急進展に直面し、カーボンニュートラルに向けたさらなる取り組み強化が求められる1年となりました。」
BEV化が予想を上回って急進展しているとの認識が示され、従来製品の売上減少や電動化対応の必要性に関する事業環境変化が強調された。 - FY2022悪化有価証券報告書
「車の価値、使い方の変化で従来製品の売上が減少」
CASE・MaaS市場の拡大に伴い、車の価値や使い方の変化によって従来製品の売上が減少するリスクを具体的に示した。 - FY2019悪化有価証券報告書
「今後の自動車業界は、電動化や自動運転等の急速な進展により、異業種や他産業も巻き込んだ熾烈な競争が見込まれるなど予断を許さない状況です。」
次世代車・自動運転による変化に加え、異業種・他産業を巻き込む熾烈な競争が見込まれるとの記載に変化している。 - FY2018次世代車リスクの対象に燃料電池車を追加有価証券報告書
「中長期的には、電気自動車や燃料電池車などの次世代自動車の台頭、自動運転技術の進展、カーシェアやライドシェアなどのシェアビジネスの拡がり等、業界を取り巻く環境はこれまでにない大きな変革の時代を迎えようとしております。」
従来の電気自動車・自動運転・シェアビジネスに加え、燃料電池車を次世代の環境変化として明示している。 - FY2017初出有価証券報告書
「中長期的には、電気自動車や自動運転車などの次世代自動車の台頭、カーシェアやライドシェアなどのシェアビジネスの拡がり等、業界を取り巻く環境は様変わりし、これまでにない大きな変革の時代を迎えようとしております。」
中長期的な次世代自動車やシェアビジネスの台頭を、自動車業界を取り巻く大きな環境変化として記載している。