多額ののれんに関する減損リスク
FY2018に初出。15回の記載のうち5回が「再掲」。直近の記載はFY2027-H1。
Casaがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社とほぼ同じ時期。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2019年。12社中5社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに9社。
- FY2027-H1対処有価証券報告書
「固定資産は、前連結会計年度末に比べて106,973千円増加し、6,526,536千円となりました。これは主に、のれんが143,796千円減少した一方で、繰延税金資産が296,480千円増加したことによるものであります。」
のれん残高は前連結会計年度末の2,230,571千円から2,086,775千円へ減少した。新たな減損損失の計上は記載されていない。 - FY2026対処有価証券報告書
「当連結会計年度末(2026年1月31日)における、当社グループの総資産額は15,176,706千円であり、そのうち、旧㈱Casaを吸収合併したことにより発生したのれんが2,007,907千円、株式会社プロフィットセンターの株式取得により連結子会社化したことに伴い発生したのれん222,664千円を計上しております。」
GoldKey社の連結除外により同社に係るのれんは消滅し、残るのれんは旧Casa及びプロフィットセンターに係るものとなった。のれん残高は2,230,571千円へ減少している。 - FY2026-H1対処有価証券報告書
「当中間連結会計期間において、保有していたすべての株式を売却したため、株式会社GoldKeyを連結の範囲から除外しております。」
GoldKey社の株式売却・連結範囲除外により、同社子会社化に伴うのれん及び減損リスクの対象が縮小した。一方、当中間期末にも連結上のれんは2,374,368千円残っている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末(2025年1月31日)における、当社グループの総資産額は15,774,102千円であり、そのうち、旧㈱Casaを吸収合併したことにより発生したのれんが2,269,808千円、株式会社プロフィットセンターの株式を取得し、連結子会社化したことによるのれんが248,356千円を占めており」
GoldKey社ののれん364,766千円の減損を計上した一方、プロフィットセンター子会社化に伴うのれん248,356千円が新たに発生し、減損リスクの対象が入れ替わった。 - FY2025-H1顕在化有価証券報告書
「当初想定していた収益計画に遅れが生じる見込みとなったため、同社に係るのれんの減損損失364,766千円を特別損失として計上しております。」
GoldKey社の入居者対応アプリに関する収益計画の遅れを理由として、のれんの減損損失364,766千円を実際に計上した。 - FY2024悪化有価証券報告書
「そのうち、旧㈱Casaを吸収合併したことにより発生したのれんが2,531,709千円、株式会社GoldKey Co.,Ltdの株式を追加取得し、連結子会社化したことによるのれんが385,413千円を占めており、また、のれんの効果が発現する期間を合理的に見積り、当該期間にわたり均等償却しております。」
GoldKey社の子会社化に伴うのれん385,413千円が新たに加わり、減損リスクの対象となるのれんの構成が拡大した。GoldKey社については当年度に減損損失を認識していない。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「固定資産は、前連結会計年度末に比べて735,887千円増加し、7,625,866千円となりました。これは主に、繰延税金資産が405,539千円、のれんが281,993千円増加したことによるものであります。」
GoldKey社の子会社化等に伴い、のれんが前連結会計年度末から281,993千円増加し3,075,603千円となった。のれんに関する減損リスクのエクスポージャーが拡大している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「また、Along with株式会社に係るのれんについて、当初想定していた超過収益力が見込めなくなったことから、帳簿価額の全額を減損損失として特別損失に計上しております。」
Along with株式会社に係るのれんについて、111,065千円の減損損失を実際に計上した。のれん残高は2,793,610千円となった。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「その結果、前年同期比7.1%増の88,879件となりましたが、売上高を期間按分しているため、またAlong with株式会社にかかるのれんの減損損失を計上したため減収・減益となっております。」
Along with株式会社にかかるのれんの減損損失を実際に計上し、減収・減益の要因となったと説明している。 - FY2023-Q2再掲有価証券報告書
「のれん 3,179,643 2,924,561」
のれん残高が前連結会計年度末の3,179,643千円から2,924,561千円へ減少した。のれんに関するリスクの記載は継続している。 - FY2023-Q1再掲有価証券報告書
「のれん 3,179,643 3,107,634」
のれん残高が前連結会計年度末の3,179,643千円から当第1四半期末には3,107,634千円となった。のれん償却額72,008千円も計上している。 - FY2022再掲有価証券報告書
「当連結会計年度末(2022年1月31日)における、当社グループの総資産額は12,906,892千円であり、そのうち、旧㈱Casaを吸収合併したことにより発生したのれんが3,055,511千円を占めており、また、のれんの効果が発現する期間を合理的に見積り、当該期間にわたり均等償却しております。」
のれん残高を更新し、減損損失が経営成績・財政状態に影響する可能性を引き続き記載している。 - FY2021再掲有価証券報告書
「当連結会計年度末(2021年1月31日)における、当社グループの総資産額は13,416,799千円であり、そのうち、のれんが3,317,412千円を占めており」
のれん残高を更新し、減損が生じた場合の業績・財政状態への影響可能性を継続して開示している。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当連結会計年度末(2020年1月31日)における、当社グループの無形固定資産は3,716,598千円であり、そのうち、のれんが3,579,313千円を占めており、のれんの効果が発現する期間を合理的に見積り、当該期間にわたり均等償却しております。」
のれんの減損リスクを継続して開示している。のれん残高は償却により3,579,313千円となった。 - FY2018初出有価証券報告書
「第5期事業年度末(平成30年1月31日)における、当社の無形固定資産は4,284,399千円であり、そのうち、のれんが4,103,115千円を占めております。当該無形固定資産について減損が生じていると判断される場合、当社は減損損失を計上する必要があります。」
無形固定資産の大部分を占めるのれんについて、減損損失が業績・財政状態に影響する可能性を記載している。