買収後の収益力低下によるのれん・無形固定資産減損リスク
FY2020に初出。18回の記載のうち10回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載は2026-07-24。
テクノホライゾンがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。97社中35社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに26社。
- 2026-07-24悪化M&A・子会社異動
「本株式取得に伴い、今期(2027年3月期)について、のれんが発生いたします。のれんの金額は現在精査中です。」
新たな株式取得に伴い、のれんが発生する見込みを示し、買収後の収益力低下による減損リスクの対象が追加されることを示している。 - FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度において、ロボティクス事業について減損の兆候を識別しておりますが、割引前将来キャッシュ・フローの総額と帳簿価額を比較した結果、当該割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回るために、減損損失の認識は不要と判断しております。」
ロボティクス事業で減損兆候を識別した。減損損失は認識していないが、ユニバースケープ等の企業結合により、のれん残高は997,398千円となっている。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「当社は2025年7月1日付で、ユニバースケープ株式会社の株式を取得いたしました。これにより、のれんが195,930千円発生しております。」
ユニバースケープの取得により195,930千円ののれんが新たに発生し、買収後の収益力低下による減損リスクの対象が追加された。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「また、学校向け校務システムの開発及び販売を行うウェルダンシステム株式会社について、直近の業績から事業環境等を踏まえ、当期末時点では超過収益力が見込めない状況にあると判断しました。その結果、のれん200百万円を特別損失に計上しました。」
ウェルダンシステムについて超過収益力が見込めないと判断し、のれん約200百万円を減損損失として計上した。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「「映像&IT事業」セグメントにおいて、2024年6月30日付で株式会社ブイキューブの緊急対策とフィールドワークの専門領域に特化したDX支援を行うプロフェッショナルワーク事業を譲り受けたことに伴い、当中間連結会計期間において、のれんが126,979千円発生しております。」
事業譲受に伴い126,979千円ののれんが発生し、買収後の収益力低下による減損リスクの対象が追加された。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度において、アドワー株式会社ののれん71,143千円について、経営環境の変化等により事業計画からの乖離が生じ、当初想定していた収益が見込めなくなったため、のれんの未償却残高を全額減損損失として計上しております。」
アドワー株式会社について、買収時に見込んだ収益が得られなくなったため、のれん71,143千円を全額減損損失として計上した。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「のれん 1,454,908 1,632,246」
貸借対照表上ののれんは前連結会計年度末の1,454,908千円から1,632,246千円へ増加し、買収後の収益力低下に伴う減損リスクの対象残高が拡大した。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「「映像&IT事業」セグメントにおいて、2023年4月25日付でウェルダンシステム株式会社の株式を取得したことに伴い、当第1四半期連結会計期間より同グループを連結の範囲に含めております。このことにより、のれんが309,154千円発生しております。」
ウェルダンシステムの取得により309,154千円ののれんが発生し、買収後の収益力低下に伴う減損リスクの対象残高が増加した。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「上記4社については、超過収益力を前提として株式取得時にのれんを計上しておりましたが、経営環境の変化等により事業計画からの乖離が生じ、当初想定していた収益が見込めなくなったため、のれんの未償却残高を全額減損損失として計上しております。」
エルモケイグランデ、アイ・ティ・エル、市川ソフトラボラトリー及びアインドについて、のれん合計483,278千円の減損を実際に計上した。 - FY2023-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
買収後の収益力低下によるのれん・無形固定資産減損リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第1四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映された後の金額により開示しており、無形固定資産である顧客関連資産に1,038,814千円、繰延税金負債に185,937千円が配分された結果、暫定的に算定されたのれんの金額1,202,149千円は、会計処理の確定により837,256千円減少し、364,892千円となりました。」
PACIFIC TECH等の企業結合の取得原価配分が確定し、暫定のれん1,202,149千円が364,892千円へ減少した。のれん減損リスクのエクスポージャーが会計処理上縮小した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「このことにより、のれんが440,594千円発生しております。」
市川ソフトラボラトリーの連結化により440,594千円ののれんが新たに発生し、のれん残高は貸借対照表上3,455,486千円となった。買収後の収益力低下に伴う減損エクスポージャーが拡大している。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「このことにより、のれんが556,799千円発生しております。なお、のれんの金額は、当第2四半期連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定的に算定された金額であります。」
アポロ精工の取得により556,799千円ののれんが発生し、貸借対照表上ののれんは3,256,066千円となった。買収後の収益力低下に伴う減損エクスポージャーが拡大している。 - FY2022-Q1悪化有価証券報告書
「このことにより、のれんが1,202,149千円発生しております。」
PACIFIC TECHグループの取得により新たに1,202,149千円ののれんが発生し、連結貸借対照表上ののれんは2,763,172千円となった。買収後の収益力低下に伴う減損エクスポージャーが拡大している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当社グループは、新たな成長戦略の一つとして、企業買収を行っています。その結果のれん及び無形固定資産が増加いたしました。」
買収に伴い、のれん残高は970百万円から1,527百万円へ増加した。投資先の収益力が事業計画を下回る場合の減損エクスポージャーが拡大している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
買収後の収益力低下によるのれん・無形固定資産減損リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2021-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。」
買収後の収益力低下によるのれん・無形固定資産減損リスクについて、重要な変更はないとしている。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループは新たな成長戦略の一つとして、企業買収を行っております。その結果のれん及び無形固定資産が増加いたしました。のれん及び無形固定資産につきましては、将来の収益力が低下した等により、のれん及び無形固定資産についての減損が必要になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
M&Aによって増加したのれん・無形固定資産について、買収先の将来収益力低下に伴う減損リスクを独立したリスクとして初めて記載している。