M&Aに伴うのれん減損リスク
FY2020-Q2に初出。8回の記載のうち3回が「再掲」。直近の記載はFY2025。
エクストリームがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2021年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。98社中36社が悪化側に。
直近の記載が「再定義」なのは、ほかに5社。
- FY2025再定義有価証券報告書
「事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの主要な仮定は、売上高と判断しています。」
のれん評価における主要な仮定が、前年度に示された営業利益率から売上高へ整理され、のれん残高は185,476千円から152,256千円へ減少した。減損損失は計上していない。 - FY2024再掲有価証券報告書
「事業計画に基づく将来キャッシュ・フローの主要な仮定は、営業利益率と判断しています。」
エス・エー・エス株式会社に係るのれん185,476千円を計上し、営業利益率を主要仮定とする将来キャッシュ・フローの不確実性とのれん減損リスクを継続して開示している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額 のれん 218,695千円」
エス・エー・エス株式会社の取得に伴い、のれん218,695千円を計上した。営業利益率を主要な仮定とする将来キャッシュ・フローの不確実性も記載しており、M&Aに伴う減損リスクの対象残高が新たに発生している。一方、当年度の減損損失は計上していない。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「「受託開発事業」セグメントにおいて、固定資産の減損損失を計上しています。なお、当該減損損失の計上額は、当第3四半期連結累計期間においては60,657千円です。」
受託開発事業セグメントで固定資産の減損損失60,657千円を計上し、のれんについても58,453千円の減損損失を計上した。これまで減損の兆候にとどまっていたM&Aに伴うのれん減損リスクが実際の損失として発生した。 - FY2021悪化有価証券報告書
「当該のれんについて、顧客からの新規受注が遅延したことを主な理由として、投資時に予想した収益性が当初想定よりも低下していることから、減損の兆候があると判断し、減損損失の計上の要否について検討を行いました。」
エクスラボグループの新規受注遅延により、のれんについて減損の兆候が認められた。割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回ると判断され、当年度の減損損失は計上していない。 - FY2020再掲有価証券報告書
「当社は、企業買収等により株式を取得しており、のれんを計上しておりますが、今後、事業環境の変化や競合状況等により関係会社の業績が買収時の想定を下回り、当初想定していた超過収益力が低下した場合、当該のれんについて減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
企業買収後の関係会社の業績下振れとのれん減損リスクを継続して開示している。 - FY2020-Q3再掲有価証券報告書
「当社は、企業買収等により株式を取得しており、のれんを計上しておりますが、今後、事業環境の変化や競合状況等により関係会社の業績が買収時の想定を下回り、当初想定していた超過収益力が低下した場合、当該のれんについて減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
企業買収後の関係会社の業績下振れとのれん減損リスクを、前四半期に続き事業等のリスクとして記載している。 - FY2020-Q2初出有価証券報告書
「当社は、企業買収等により株式を取得しており、のれんを計上しておりますが、今後、事業環境の変化や競合状況等により関係会社の業績が買収時の想定を下回り、当初想定していた超過収益力が低下した場合、当該のれんについて減損損失が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」
事業等のリスクにおいて、企業買収後に関係会社の業績が想定を下回り、のれんの超過収益力が低下した場合の減損損失リスクを初めて個別に開示した。