価格競争・画期的な他社製品による競争力低下リスク
FY2021に初出。8回の記載のうち4回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2023-Q2。直近の記載はFY2025-H1。
中国塗料がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より2年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2025年。6社中4社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに1社。
- FY2025-H1再掲有価証券報告書
「コンテナ用塗料分野では、東南アジアにおいて一定のシェアを確保したものの、中国において低採算案件の受注抑制を行ったことにより、販売は低調に推移しました。」
中国のコンテナ用塗料では、低採算案件の受注抑制と販売低調が続いており、価格競争・採算性低下リスクを再確認している。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「コンテナ用塗料分野では、中国において低採算案件の受注抑制を行ったことから、販売が落ち込みました。」
中国のコンテナ用塗料では、価格競争を背景に低採算案件の受注抑制と販売減少が続いており、競争・採算面のリスクを再確認している。 - FY2024-Q1悪化有価証券報告書
「上海第2工場は主にコンテナ用塗料を製造しておりましたが、2022年以降は需要の低迷と価格競争激化に伴う受注抑制により生産量が激減し稼働率が低下しておりました。」
価格競争・需要低迷リスクが、コンテナ用塗料の受注抑制、生産量の激減、上海第2工場の稼働率低下として実際に表れている。 - FY2023悪化有価証券報告書
「コンテナ用塗料分野では、中国において、コンテナ市場の縮小に伴う価格競争が再燃し、低採算案件の受注抑制を行ったことから、大幅な減収となりました。」
中国のコンテナ用塗料では価格競争が再燃し、低採算案件の受注抑制により売上高が大幅に減少した。 - FY2023-Q3悪化有価証券報告書
「工業用塗料においては、需要が低調に推移し、コンテナ用塗料においても、価格競争の激化により低採算案件の受注抑制を行ったことから、販売が落ち込み、売上高は11,152百万円(同12.5%減)となりました。一方、損益面では、主要原材料価格の高騰による調達コストの上昇から、セグメント損失は542百万円(前年同期はセグメント損失353百万円)となりました。」
中国では価格競争の激化に伴う低採算案件の受注抑制と工業用塗料需要の低調さが続き、売上高は前年同期比12.5%減、セグメント損失は542百万円へ拡大した。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「工業用塗料においては、需要が低調に推移し、コンテナ用塗料においても、価格競争の激化により低採算案件の受注抑制を行ったことから、販売が落ち込み、売上高は5,998百万円(同22.3%減)となりました。」
価格競争の激化により低採算案件の受注抑制と販売減少が続き、中国セグメントの売上高は前年同期比22.3%減となった。競争力・採算性低下リスクの影響がより数値化されている。 - FY2023-Q1顕在化有価証券報告書
「コンテナ用塗料分野では、価格競争の激化により低採算案件の受注抑制を行ったことから、販売が落ち込みました。」
価格競争の激化が低採算案件の受注抑制と販売減少として実際に表れ、競争力・採算性低下リスクが顕在化している。 - FY2021初出有価証券報告書
「価格競争の激化により市場における販売価格が著しく低下し、このような取り組みを踏まえても価格競争を克服できない場合には、採算性の悪化を招く恐れがあります。また、性能面においても、当社に先駆けた画期的な他社製品の出現により、当社の競争力が低下する場合には、売上高・利益の減少等、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」
価格・性能面での競合他社との競争を独立した事業リスクとして記載し、価格競争激化や先行する他社製品による採算性・競争力低下の可能性を示している。