新型コロナウイルス感染症による検査遅延・売上減少リスク
FY2020に初出。16回の記載のうち9回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2021-Q1。直近の記載はFY2025。
栄研化学がこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2022年。8社中5社が悪化側に。
直近の記載が「再掲」なのは、ほかに3社。
- FY2025再掲有価証券報告書
「その他(医療機器・遺伝子関連等)につきましては、医療機器の売上と新型コロナウイルス検出試薬の売上及びLAMP法の特許料収入が大幅に減少し、6,342百万円(同10.5%減)となりました。」
感染症法上の分類移行後に続く新型コロナウイルス検出試薬及びLAMP法特許料収入の減少が通期でも確認された。 - FY2024-Q3再掲有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類移行により遺伝子検査需要が限定的となり、LAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上が大きく減少し、30,493百万円(前年同期比9.9%減)となりました。」
感染症法上の分類移行後も遺伝子検査需要の限定化と新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上減少が続き、累計売上高は前年同期比9.9%減となった。 - FY2024-Q2再掲有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類移行により遺伝子検査需要が限定的となり、LAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上が大きく減少し、20,264百万円(前年同期比11.4%減)となりました。」
感染症法上の分類移行に伴う遺伝子検査需要の限定化と、新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上減少が第2四半期累計期間にも継続した。 - FY2024-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の分類移行により遺伝子検査需要が限定的となり、LAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上が大きく減少し、9,864百万円(前年同期比11.1%減)となりました。」
新型コロナウイルス感染症の5類移行により遺伝子検査需要が限定的となり、検出試薬の売上減少が実際の業績に現れている。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の売上高は、第4四半期における新型コロナウイルス新規感染者数の急減によりLAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の売上が減少しましたが、各種検診・スクリーニングプログラムの再開や外来患者数の回復傾向が続いたことから尿検査用試薬及び免疫血清検査用試薬が伸び、43,271百万円(前期比0.6%増)となりました。」
新型コロナウイルス新規感染者数の急減により、LAMP法を用いた検出試薬の売上減少が通期の業績要因として実際に記載された。 - FY2023-Q3顕在化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間の売上高は、国内における新型コロナウイルス感染症の第8波による新規感染者数の高止まりが継続した影響により、LAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の需要が継続し、33,860百万円(前年同期比6.4%増)となりました。」
新型コロナウイルス感染症第8波と新規感染者数の高止まりが実際に継続し、LAMP法検出試薬の需要継続として事業に現れている。 - FY2023-Q2顕在化有価証券報告書
「製品の種類別区分ごとの売上高では、微生物検査用試薬は、新型コロナウイルス以外の検査の減少が継続し、1,946百万円(同0.7%減)となりました。」
新型コロナウイルス感染症の第7波拡大に伴い、コロナ以外の検査の減少が継続して実際の売上減少として現れている。 - FY2023-Q1対処有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染者数減少に伴い各種検診・スクリーニングプログラムの再開や外来患者数が回復傾向となったことから、国内で主力製品の便潜血検査用試薬及び尿検査用試薬を中心に売上が伸び、11,097百万円(前年同期比5.5%増)となりました。」
感染者数減少に伴う国内の検診・スクリーニング再開と外来患者数の回復により、前年度に発生した検診中断等による影響は国内で一部緩和した。一方、海外便潜血製品の売上減少は継続している。 - FY2022顕在化有価証券報告書
「世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、経済活動や医療活動が停滞し、国・地域の大腸がん検診のスクリーニングプログラムの遅延及び医療機関における検査数の減少等により、需要の減少が認められました。」
新型コロナウイルス感染症によるスクリーニング遅延・医療機関の検査数減少と需要減少が実際に発生したと記載した。 - FY2022-Q3悪化有価証券報告書
「当第3四半期連結累計期間は、日本国内では新型コロナウイルスの感染者数が減少に転じ、経済社会活動は正常化に向かいました。一方で、海外ではオミクロン株等の新規変異株のまん延やワクチン接種後のブレイクスルー感染の増加により感染が再拡大し、各国における収束時期の見通しは困難な状況が続いております。」
国内の正常化に対して、海外では新規変異株のまん延とブレイクスルー感染の増加により感染が再拡大し、収束時期の不確実性が続いている。 - FY2022-Q2悪化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間は、依然として新型コロナウイルス感染症が社会経済活動に大きな影響を与えました。世界的に各種経済対策が打ち出され、ワクチン接種率が高まる一方で、新規変異株のまん延やワクチン接種後のブレイクスルー感染の増加など、感染再拡大のリスクは消えておらず、各国における収束時期の見通しは困難な状況が続いております。」
新規変異株のまん延やブレイクスルー感染の増加を挙げ、感染再拡大リスクと収束時期の不確実性を具体化している。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「当連結会計年度の売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大による各種検診・各国スクリーニングプログラムの中断や外来患者数減少の影響があったものの、新型コロナウイルス検出試薬及び遺伝子検査装置が大幅に伸び、38,667百万円(前期比5.7%増)となりました。」
検診・スクリーニングプログラムの中断及び外来患者数減少が実際に発生した。検出試薬・遺伝子検査装置の増加により、全社売上高は前年同期比5.7%増となった。 - FY2021-Q3顕在化有価証券報告書
「海外向け売上高につきましては、尿検査用試薬・装置が増加しましたが、各国スクリーニングプログラムの参加者減少や中断により便潜血検査用試薬・装置が落ち込み、4,712百万円(同10.1%減)となりました。」
新型コロナウイルス感染症に伴う各国スクリーニングプログラムの参加者減少・中断が、便潜血検査用試薬・装置の売上減少として引き続き実際に現れている。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「当第2四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス検出試薬が大幅に伸びましたが、同感染症拡大に伴う各種検診、スクリーニングプログラムの中断や外来患者数減少の影響を受け、17,727百万円(前年同期比6.3%減)となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う検診・スクリーニングプログラムの中断及び外来患者数減少が続き、検出試薬の伸長があったものの売上高は前年同期比6.3%減となった。 - FY2021-Q1顕在化有価証券報告書
「当第1四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス検出試薬及び遺伝子検査装置の販売が大幅に伸びたものの、同感染症拡大に伴う各種検診の中断や外来患者数減少の影響を受け、8,214百万円(前年同期比11.0%減)となりました。」
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う各種検診の中断及び外来患者数の減少が実際に発生し、売上高は前年同期比11.0%減となった。 - FY2020初出有価証券報告書
「世界的に新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化し、経済活動や医療活動が停滞した場合、各国におけるスクリーニング検査の遅延等により当社製品の売上が減少する可能性があります。」
新型コロナウイルス感染症を独立した事業等のリスクとして初めて記載した。感染拡大自体は進行しているが、当連結会計年度の同感染症による事業影響は限定的であったと記載している。