企業買収に伴う投融資回収・減損リスク
FY2018に初出。6回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載は2026-09-15。
SYSホールディングスがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2023年。同じテーマの他社の中央値(2024年)より1年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。89社中36社が悪化側に。
直近の記載が「実績引用」なのは、ほかに0社。
- 2026-09-15実績引用決算説明資料
「これまでのM&A26社 すべて成功 すべて監査法人による監査を受けていない参考数値又は、社内管理数値です。」
M&A後の業績比較について、26社すべて成功とする評価を記載している。ただし、同資料内で未監査の参考数値または社内管理数値であるとの注記も付している。 - FY2025顕在化有価証券報告書
「株式会社ネットパーク21に係るのれんについて、当初計画に対して業績が著しく乖離したため、のれん残高のうち16,218千円を減損損失に計上しました。」
買収後の業績が当初計画から著しく乖離し、ネットパーク21に係るのれん16,218千円の減損損失を計上した。 - FY2023悪化有価証券報告書
「PT. SYS INDONESIAは、債務超過会社であり、2023年6月末時点で債務超過額は42,667千円であります。株式会社アイガは、債務超過会社であり、2023年7月末時点で債務超過額は33,526千円であります。」
買収・子会社化した会社のうち、PT. SYS INDONESIAおよび株式会社アイガについて債務超過額を具体的に開示している。投融資回収・減損リスクに関する実際の財務状態の記載が追加された。 - FY2021再掲有価証券報告書
「企業買収案件の検討にあたっては、当社グループの事業ノウハウが活かせる、又は既存事業との相乗効果を発揮でき企業グループの価値向上に寄与できるかの検討と、デューデリジェンス等の機会を通じて、事業構造や契約関係、財務内容等を精査することでリスク及び回収可能性を事前に十分に検討・評価した上で、投融資の判断を行っております。」
債務超過企業等の買収に伴う投融資回収・減損リスクと、デューデリジェンス等による事前評価を引き続き記載している。 - FY2019再掲有価証券報告書
「企業買収後に従業員の離散等による企業価値の逓減、未認識債務、訴訟、法的規制等の未認識リスクが顕在化した場合、又は、外的要因や当社グループの事業ノウハウが十分活かせず、改革が進行しない等の理由により投融資時の目論見どおりに事業計画が進行せず、投融資額が回収できないと判断された場合には、のれん及び固定資産の減損、貸倒引当金が計上されること等により当社グループの事業活動及び財務状況、業績に影響を及ぼす可能性があります。」
買収後の企業価値低下、未認識リスク、事業計画未達による投融資回収・減損リスクを引き続き記載している。 - FY2018初出有価証券報告書
「債務超過の企業を買収し、当社グループの事業ノウハウを活かした事業の改革と既存事業との相乗効果により事業の黒字化と対象企業の価値を向上させることも企業買収戦略の一つとしていることから通常の企業買収よりも投融資額が回収できないリスクが高いと認識しております。」
債務超過企業の買収について、投融資回収不能、のれん・固定資産の減損、貸倒引当金計上の可能性を記載している。