スマート会議室ののれん減損および子会社株式評価損のリスク
FY2020に初出。5回の記載のうち2回が「再掲」。直近の記載はFY2024。
アズームがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2024年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。99社中36社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに25社。
- FY2024悪化有価証券報告書
「当社グループの連結貸借対照表に39,354千円ののれんを計上しております。当該のれんは2019年9月に事業譲受により取得した、貸し会議室やジム、スタジオ等のレンタルスペースの運営サポートを提供するWEB予約システム「スマート空間予約」に係るものであり、システムの新規導入室数の伸び悩み及びこれに伴うカスタマイズ対応案件の受注の低迷、解約数の増加により、将来事業計画で期待した成果が得られず、減損損失の計上が必要と判断される場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
のれん残高は39,354千円となり、従来の導入室数の計画未達に加えて、カスタマイズ案件の受注低迷及び解約数増加がリスク要因として具体化された。減損損失は認識していない。 - FY2023再掲有価証券報告書
「事業取得時において見込んでいたシステムの新規導入室数を実績が下回ったことにより、事業取得時に策定した事業計画よりも実績が著しく下方に乖離し、関連する資産グループには減損の兆候が認められます。当社グループは減損損失の認識の要否の判定を行い、割引前将来キャッシュ・フローの総額が資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失の認識は不要と判定しております。」
スマート空間予約事業では導入室数の計画未達と減損兆候が継続しているが、当期も減損損失は認識していない。のれん残高は47,225千円となった。 - FY2022再掲有価証券報告書
「事業取得時において見込んでいたシステムの新規導入室数を実績が下回ったことにより、事業取得時に策定した事業計画よりも実績が著しく下方に乖離し、関連する資産グループには減損の兆候が認められます。当社グループは減損損失の認識の要否の判定を行い、割引前将来キャッシュ・フローの総額が資産の帳簿価額を上回ったことから、減損損失の認識は不要と判定しております。」
スマート空間予約事業では新規導入室数の計画未達と減損兆候が継続しているが、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回ったため減損損失は認識していない。 - FY2021顕在化有価証券報告書
「事業取得時において見込んでいたシステムの新規導入室数を実績が下回ったことにより、事業取得時に策定した事業計画よりも実績が著しく下方に乖離し、関連する資産グループには減損の兆候が認められます。」
スマート空間予約事業の新規導入室数が計画を下回り、のれんを含む資産グループに減損の兆候が実際に認められた。ただし、割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を上回ったため減損損失は認識していない。 - FY2020初出有価証券報告書
「当社グループは、当連結会計年度末の連結貸借対照表に70,837千円ののれんを計上しております。当該のれんは2019年9月に事業譲受により取得した貸し会議室運営サポートを提供するWEB予約システム「スマート会議室」に係るものであり、新規サービス利用者の伸び悩みや解約数の増加により、事業取得時に期待した成果が得られず、減損損失の計上が必要と判断される場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。」
スマート会議室に係るのれん70,837千円について、利用者の伸び悩みや解約増加による減損リスクを初めて具体的に開示している。子会社株式の評価損リスクも併記している。