固定資産・のれんの減損リスク
FY2021に初出。17回の記載のうち8回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2022。直近の記載はFY2026。
ジェイフロンティアがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2021年)より1年遅い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2020年。96社中51社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに67社。
- FY2026顕在化有価証券報告書
「当社が保有する株式会社ECスタジオの株式について、財務諸表において株式取得時に見込まれた超過収益力等の減少を反映するために関係会社株式評価損を計上したことに伴い、連結財務諸表において「連結財務諸表における資本連結手続に関する実務指針」第32項の規定に基づき、のれんを一時償却したものです。」
ECスタジオについて超過収益力等の減少を反映したのれん一時償却435,241千円を計上し、加えてイーエックス・パートナーズの遊休資産について減損損失44,190千円を計上した。 - FY2026-H1悪化有価証券報告書
「のれん 1,690,303 2,398,071」
株式会社shake-handsの取得に伴うのれん853,228千円の計上などにより、のれん残高が1,690,303千円から2,398,071千円へ増加し、減損リスクにさらされる資産規模が拡大している。 - FY2025のれん残高減少継続有価証券報告書
「これは主に、有形固定資産が8,025千円、投資その他の資産が151,047千円それぞれ増加した一方、無形固定資産が736,659千円(うち、のれん412,144千円)減少したことによるものであります。」
のれんを含む無形固定資産が前連結会計年度末から減少し、当連結会計年度には減損損失の計上はなかった。 - FY2025-H1のれん残高減少有価証券報告書
「無形固定資産 のれん 2,673,999 2,347,532」
AIGATEキャリアの連結除外や償却等により、のれん残高が2,673,999千円から2,347,532千円へ減少した。減損損失の新たな計上は記載されていない。 - FY2024顕在化有価証券報告書
「当該5社の収益の伸長が当初の計画を下回っており、のれんに減損の兆候が認められることから今後の事業計画の見直しを慎重に行った結果、投資額の回収が困難であると判断し、のれんの未償却残高と当該子会社の保有する事業用資産の帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上いたしました。」
シーディ、アルファラン、AIGATEキャリア、技美会及びROSA BLUについて、のれん等合計829,233千円の減損損失を実際に計上した。 - FY2024-Q3悪化有価証券報告書
「のれん 1,672,147 2,050,282」
グリフィスの取得に伴うのれん399,308千円の計上などにより、のれん残高が1,672,147千円から2,050,282千円へ増加し、減損リスクにさらされる資産規模が拡大している。減損損失自体の計上は記載されていない。 - FY2024-Q2悪化有価証券報告書
「のれん 1,672,147 1,712,090」
ONESTの子会社化に伴うのれん142,099千円の発生などにより、のれん残高が1,672,147千円から1,712,090千円へ増加し、減損リスクにさらされる資産規模が拡大している。減損損失自体の計上は記載されていない。 - FY2023悪化有価証券報告書
「のれんの減損損失の認識に用いる割引前将来キャッシュ・フローは、各事業又は連結子会社の事業計画を基礎としており、事業計画との乖離が生じた場合、翌連結会計年度の連結財務諸表においてのれんの減損損失が発生する可能性があります。」
のれん残高は1,672,147千円となり、営業損失を計上する中で、事業計画との乖離による減損可能性を具体的に開示している。減損損失自体の計上はない。 - FY2023-Q2悪化有価証券報告書
「のれん 876,666 1,654,321」
のれん残高が2022年5月末の876,666千円から2022年11月末の1,654,321千円へ増加し、減損リスクにさらされる資産規模がさらに拡大している。減損損失自体の計上は記載されていない。 - FY2023-Q1悪化有価証券報告書
「のれん 876,666 1,699,163」
ECスタジオの取得などにより、のれんが876,666千円から1,699,163千円へ増加し、減損リスクにさらされる資産規模が拡大している。減損損失の発生自体は記載されていない。 - FY2022悪化有価証券報告書
「当連結会計年度末における固定資産の残高は、1,139,143千円となりました。主な内訳は、有形固定資産47,995千円、無形固定資産886,534千円(うち、のれん876,666千円)であります。」
複数の子会社取得等によりのれん876,666千円を計上しており、のれんを含む固定資産の減損リスクにさらされる資産規模が具体化している。減損損失自体は計上されていない。 - FY2021初出有価証券報告書
「今後の収益性の低下、市場価額の著しい下落により、将来キャッシュ・フローが生み出せない場合は、減損損失の計上が必要になり」
投資回収の採算性評価と業績モニタリングを行う一方、収益性低下時の減損可能性を示している。