広告媒体の審査基準厳格化とフェイク広告対策
FY2020-Q3に初出。5回の記載のうち2回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2022-Q3。直近の記載はFY2025。
北の達人コーポレーションがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2022年。同じテーマの他社の中央値(2025年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2024年。9社中3社が悪化側に。
直近の記載が「顕在化」なのは、ほかに1社。
- FY2025顕在化有価証券報告書
「『SPADE』が取り扱う電子タバコは、所謂紙巻きタバコや加熱式タバコとは異なりニコチン・タールが含まれず副流煙も発生させません。しかしながら、電子タバコを入り口として本物のタバコを吸い始めるゲートウェイ効果や未成年者への悪影響の懸念等により、多くの広告メディアが広告出稿を規制しており、出稿可能な広告メディアが限定されていることから、新規顧客の獲得が想定を下回っております。」
電子タバコに対する広告媒体の出稿規制が、SPADEの新規顧客獲得が想定を下回る実際の要因となっている。 - FY2025-H1悪化有価証券報告書
「『SPADE』が取り扱う電子タバコは、所謂紙巻きタバコや加熱式タバコとは異なりニコチン・タールが含まれず副流煙も発生させません。しかしながら、電子タバコを入り口として本物のタバコを吸い始めるゲートウェイ効果や未成年者への悪影響の懸念等により、多くの広告メディアが広告出稿を規制しており、出稿可能な広告メディアが限定されていることから、新規顧客の獲得が想定を下回っております。」
広告媒体の審査・出稿制限がSPADEの新規顧客獲得に実際の制約として現れ、出稿可能な媒体が限定されていると説明している。 - FY2022悪化有価証券報告書
「二点目は、2021年8月より「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)が一部改正されたことによるものです。これにより、薬機法上の表現として問題ないと思われる広告であっても審査落ちしてしまい、適宜・適切な広告出稿を行えず広告出稿量そのものを大幅に減らすこととなりました。」
広告媒体の審査基準厳格化が薬機法改正を契機に実際に発生し、適法と考える広告も審査落ちとなって広告出稿量が大幅に減少した。 - FY2022-Q3顕在化有価証券報告書
「これにより、薬機法上の表現として問題のない広告であっても審査落ちしてしまい広告出稿ができず、当社の見解を伝えたうえで再審査を請求すると出稿される等の状態が多発し、適宜・適切な広告出稿を行えず結果として広告出稿量を大幅に減らすこととなりました。」
広告媒体の審査基準厳格化が実際に発生し、薬機法上問題のない広告でも審査落ちする状態が多発した結果、広告出稿量が大幅に減少した。 - FY2020-Q3初出有価証券報告書
「体制整備を優先した理由としては、当社の広告出稿先であるYahoo!やGoogleの掲載広告に対する審査基準が現在厳格化傾向にあり、いわゆる「フェイク広告」対策のため、今後さらに厳格化されることが見込まれるためです。」
Yahoo!やGoogleの広告審査基準が厳格化傾向にあり、フェイク広告対策を背景に今後さらに厳格化される可能性を、広告運用上の新たな外部リスクとして示した。