売上低迷による在庫消化率悪化と在庫処分損の増加
FY2021-Q2に初出。14回の記載のうち6回が「悪化」で、最初の「悪化」はFY2021。直近の記載はFY2026。
ジーフットがこのテーマで「悪化」側に入ったのは2020年。同じテーマの他社の中央値(2023年)より3年早い。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2026年。40社中22社が悪化側に。
直近の記載が「悪化」なのは、ほかに15社。
- FY2026悪化有価証券報告書
「当連結会計年度においては、売上の計画未達とプライベートブランド商品拡販のための仕入れにより、期末在庫は期初より増加いたしました。」「棚卸資産評価損(△は戻入益)が売上原価に含まれております。 92 百万円」
期末在庫が期初より増加し、棚卸資産評価損は92百万円となった。在庫適正化・売上計画未達に関する圧力が再び強まっている。 - FY2025悪化有価証券報告書
「期末棚卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、次の棚卸資産評価損(△は戻入益)が売上原価に含まれております。」「11 百万円」
棚卸資産評価損は前期の1百万円から当期11百万円へ増加した。一方、商品在庫は前期末から22億88百万円減少している。 - FY2025-H1対処有価証券報告書
「投入アイテム数の絞り込みと1アイテム当たりの発注数量を増加させたことによる正価販売率の改善で売上総利益率の増加(実績44.3%、前年同期から0.4ポイント増)を図ることが出来ました。」
投入アイテム数の絞り込みと発注数量の増加により正価販売率が改善し、在庫処分・値下げ販売による粗利圧迫の低減につながる実績を記載している。 - FY2024対処有価証券報告書
「当連結会計年度のたな卸資産評価損(△は戻入益)は1百万円となりました。」
棚卸資産評価損は前期の93百万円から1百万円へ縮小し、在庫処分による粗利圧迫が低減している。 - FY2024-Q3対処有価証券報告書
「売上総利益高では、第2四半期連結累計期間から引き続き、地域のお客さま情報、販売動向に基づいたスポーツ&キッズシューズ中心の品揃えへの再構築が進んだことに加え、持越し在庫への値下げ販売が減少したことにより、売上総利益率が前年同期から2.6ポイント改善(売上総利益率実績44.1%)、売上総利益高217億18百万円(前年同期比6.3%増)の実績となりました。」
持越し在庫への値下げ販売が減少し、売上総利益率が前年同期比2.6ポイント改善したため、在庫処分による粗利圧迫は低減している。 - FY2024-Q2対処有価証券報告書
「売上総利益高は、第1四半期連結累計期間から引き続き、地域のお客さま情報、販売動向に基づいたスポーツ&キッズシューズ中心の品揃えへの再構築が進んだことに加え、持越し在庫への値下げ販売が減少したことにより、売上総利益率が前年同期から1.7ポイント改善(売上総利益率実績43.9%)、売上総利益高147億72百万円(前年同期比5.9%増)の実績となりました。」
持越し在庫の値下げ販売が減少し、売上総利益率が前年同期から1.7ポイント改善した。在庫処分による粗利圧迫は前年同期から低減している。 - FY2024-Q1対処有価証券報告書
「また、売上総利益高は、新商品の販売が好調だったことや持越し在庫の値下げ販売が減少したこと等により、売上総利益率が前年同期から1.4ポイント改善(売上総利益率43.9%)、売上総利益高79億42百万円(前年同期比5.2%増)の実績となりました。」
持越し在庫の値下げ販売が減少し、売上総利益率が前年同期から1.4ポイント改善したため、在庫処分による粗利圧迫は前期より低減している。 - FY2023悪化有価証券報告書
「当連結会計年度のたな卸資産評価損(△は戻入益)は△57百万円となりました。93百万円」
商品在庫は前期末比で減少した一方、棚卸資産評価損は前期の57百万円の戻入から当期93百万円の評価損へ変化している。 - FY2022対処有価証券報告書
「期末たな卸高は収益性の低下に伴う簿価切下後の金額であり、当連結会計年度のたな卸資産評価損(△は戻入益)は△57百万円となりました。」
商品在庫は前期末比12億14百万円減少し、たな卸資産評価損は57百万円の戻入となった。売上低迷に伴う在庫処分損の圧力は前期から縮小している。 - FY2021悪化有価証券報告書
「また、見やすく・選びやすい売場とお客さま起点の品揃えの実現を目指した商品在庫の適正化による在庫処分(評価損や廃棄損を含む)が増加したことにより、売上総利益率につきましても35.1%(前期比9.4ポイント減)となりました。」
在庫適正化のための評価損・廃棄損を含む在庫処分が増加し、通期の売上総利益率は35.1%まで低下している。 - FY2021-Q3再掲有価証券報告書
「また、売上低迷の影響で在庫消化率が悪化し、商品在庫の適正化を目的とした在庫処分(評価損や廃棄損を含む)が増加したことにより、売上総利益率につきましても36.3%(前年同期比8.1ポイント減)となりました。」
売上低迷による在庫消化率悪化と、評価損・廃棄損を含む在庫処分の増加が継続している。粗利率は36.3%で前年同期比8.1ポイント低下した。 - FY2021-Q2顕在化有価証券報告書
「また、売上低迷の影響で在庫消化率が悪化し、商品在庫の適正化を目的とした在庫処分(評価損や廃棄損を含む)が増加したことにより、売上総利益率につきましても33.3%(前年同期比11.3ポイント減)となりました。」
売上低迷により在庫消化率が悪化し、評価損・廃棄損を含む在庫処分が増加した結果、売上総利益率が33.3%まで低下したことを新たな実績リスクとして記載している。