チューリンガム取得に伴うのれん減損リスク
FY2022に初出。4回の記載のうち1回が「顕在化」で、最初の「顕在化」はFY2023。直近の記載はFY2025-H1。
テーマ全体が最も大きく悪化側へ動いたのは2023年。99社中36社が悪化側に。
直近の記載が「対処」なのは、ほかに32社。
- FY2025-H1対処有価証券報告書
「連結子会社であった株式会社ZEDホールディングス、株式会社Zaif、株式会社クシムソフト、チューリンガム株式会社、株式会社web3テクノロジーズ及びDigital Credence Technologies Limitedは、実質支配力基準により実質的に支配していると認められなくなったことにより、当中間連結会計年度期首より連結の範囲から除外しております。」
チューリンガム取得に伴うのれん減損リスクについて、対象会社が連結範囲から除外され、当中間連結貸借対照表にのれん残高は示されていない。過去の減損損失がなかったことを意味するものではない。 - FY2024悪化有価証券報告書
「チューリンガム株式会社を取得した際に生じたのれんについては、企業結合時の取得価額のうち、のれんに配分された金額が相対的に多額であり、当連結会計年度においてトークンエコノミクスのコンサルティングの受注案件の収益化の遅延による影響により計画対比で営業損益が悪化し、事業計画の変更を余儀なくされたことから、のれんの未償却残高である659,556千円を減損損失として特別損失に計上しております。」
前期に続き、チューリンガム取得に伴うのれんの減損が発生し、当期は659,556千円を計上した。加えてソフトウェア等80,187千円の減損も計上している。 - FY2023顕在化有価証券報告書
「チューリンガム株式会社を取得した際に生じたのれんについては、企業結合時の取得価額のうち、のれんに配分された金額が相対的に多額であり、当連結会計年度においてトークンエコノミクスのコンサルティングの受注案件の収益化の遅延による影響により計画対比で営業損益が悪化し、事業計画の変更を余儀なくされたことから、のれんの未償却残高の一部である950,204千円を減損損失として特別損失に計上しております。」
前期に減損兆候のみ開示していたチューリンガム取得に伴うのれんについて、950,204千円の減損損失が実際に発生した。 - FY2022初出有価証券報告書
「当連結会計年度の計上額のうち、2,001,373千円はチューリンガム株式会社を取得した際に生じたものであり、企業結合時の取得価額のうち、のれんに配分された金額が相対的に多額であることから、減損の兆候が生じているものとして、減損損失の認識の要否の判定を行っております。なお、当連結会計年度においては、見積もられた割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を上回っているため、減損損失を認識しておりません。」
チューリンガム取得に伴うのれん2,001,373千円について減損の兆候があると判定し、将来キャッシュ・フローが悪化した場合の減損可能性を具体的に開示している。ただし当期は減損損失を認識していない。