日本郵船が社長と船機長懇談会を本店で開催し、現場の課題や挑戦について経営陣と直接意見を交わした。懇談会ではAI・DXの活用や育成、サイバー対策、気象・地域情勢対応といった多岐にわたるテーマが話題となった。
日本郵船は10月27日、社長・役員と船長・機関長が現状や課題を語り合う「社長・船機長懇談会」を東京都千代田区の本店で開催した。懇談会は安全キャンペーンの一環として毎年実施され、経営陣と現場の意見交換を通じて安全運航の徹底を目指している。
懇談会の目的は、経営陣と現場の心理的距離を縮め、現場が意見を言いやすい職場環境を育むことにあり、安全活動の実効性を高めることとされている。社長や役員が安全・環境対策推進委員会の視点から現場と直接対話する場となっている。
今回の懇談には船長・機関長のほか、航行中の自動車専用船DAISY LEADERからもオンラインで参加があった。船上でのAI・DX活用や海技者の育成、サイバーセキュリティ、異常気象への対応、地域情勢の変化といった課題について活発な意見が交わされた。
曽我社長が新技術や新規事業への挑戦を問いかけると、船長・機関長は安全を前提に挑戦を進めることが海技者のモチベーション向上につながるとの意見を寄せた。今後も経営陣と現場の対話を重ね、安定運航と新たな挑戦へ取り組む方針を示した。