環境省の令和8年度補助事業に採択された地域でのe-メタン製造供給を含むカーボンリサイクルの実証を、東邦ガス・アイシン・東洋建設・三井住友銀行の共同で開始する。2026年10月から2031年3月を予定し、中小規模の分散型モデルの検証を行う。
東邦ガスとアイシン、東洋建設、三井住友銀行の4社は、環境省の令和8年度「民間事業者を主体とした地域での炭素循環事業モデル実証補助事業」へ共同提案し、採択された。本実証は地域でのe-メタン製造供給を含む中小規模分散型カーボンリサイクルモデルの検証を目的とする。
事業の期間は2026年10月から2031年3月を予定しており、CO₂の回収・液化・輸送、e-メタンの製造・供給、管理型海面処分場での中和固定利用、サプライチェーンと需給調整システムの検証といった4つの要素を実証する。CO₂の分離回収はアイシンの西尾ダイカスト工場とAGCの愛知工場で、デンソー安城製作所からはCO₂を気体のまま輸送する。
本実証の協力者にはデンソー、IHIプラント、AGC、愛知臨海環境整備センターなどが含まれ、各社は自社工場でのCO₂分離回収・液化、e-メタンの利用、管理型海面処分場での中和固定利用、協力者との役割分担を担う。CO₂を液化・輸送し、都市ガスとして供給する体制を検証するほか、処分場での固定化を低エネルギーで進め、跡地利用の制約緩和にも寄与する見通し。