今週注目のトルコリラは、8月CPIの公表を控えた動きが焦点となる。市場予想は前年比+31.6%の小幅鈍化見込みだが、金融当局の利下げ再開時期はまだ見通せない。
先週のトルコリラ/円は3.29円台を中心に小動き。トルコ中銀はエネルギー価格高騰への対応として、差し止めていた1週間物レポ入札による資金供給を再開したが、金融引き締めの解除には至らずリラの買い材料には乏しかった。
今週の焦点は8月CPIの発表。市場予想は前年比+31.6%で、7月の+31.75%からわずかに鈍化する見通し。インフレの鈍化傾向は続くとみられるが、中銀の年末インフレ予測28%にはまだ距離がある。
これに伴い中銀は資金供給を再開しているものの、利下げの再開時期は未確定。拙速な利下げはリラ安を招く可能性がある一方で、鈍化が進めばリラへの信頼を高める可能性もあると見られる。
来週の見通しとしては3.270~3.325円のレンジが想定され、基調は弱もち合いとされている。今週の注目ポイントは9月3日の8月CPIと主要関連指標の動向である。