ダイフクがマテハン分野で世界一の売上高を達成。トヨタ自動車の工場から空港の手荷物搬送までを手掛け、2025年度には営業利益率を15%へ改善した。
ダイフクはマテハン市場で長年世界一を維持しており、25年12月通期の売上高は6607億円と過去最高を更新した。現在はイントラロジスティクス、クリーンルーム、オートモーティブ、エアポートの4つのコア事業を軸に展開している。
同社の創業は1937年で、トヨタ自動車の元町工場へ車体搬送用のコンベヤを納入したことを契機に自動化技術の開発を本格化。以後、日本初の無人搬送車や自動倉庫を開発するなど、広範な分野へソリューションを拡大している。
半導体製造や空港関連の領域へ横展開することでシナジーを生み、天井搬送システムや非接触給電式モノレール搬送といった技術を培ってきた。これにより半導体クリーンルーム市場が売上の3割超を占めるまで成長している。
エアポート事業は07年のM&Aを契機に参入。新しい自動手荷物預け機や手荷物位置情報のリアルタイム把握、自動倉庫を組み合わせ、空港の省人化とロストバケージ低減に寄与している。今後は農業・環境分野にも自動化技術を適用する方針。
今年1月には経営体制を刷新し寺井友章社長が就任。30年までに連結売上高1兆円を目標とし、営業利益率を15%維持する方針を掲げている。