AI工場関連の需要が拡大する中、制御機器・センサ・電源・配電盤を手掛ける企業が設備投資を加速。大形変圧器の増強やデータセンター向け案件の拡大など、具体的な投資計画が公表された。
AIデータセンターと半導体工場を支える需要が、日本の電機・重電セクターに構造的な成長機会をもたらしている。変圧器の大型化投資や、センサ・制御機器・電源・配電盤を含むFA分野の整備が進む見通しだ。
大形変圧器の生産能力を2029年度までに現状の2倍へ引き上げると、ダイヘンが発表。明電舎は沼津に160億円を投じ、2028年稼働で能力を1.5倍にする計画を示した。東光高岳は特高受変電機器の伸びを背景に2026年3月期の連結営業利益が前期比60.2%増の97億円となり、配当性向を40%に引き上げた。
工場内部でもAIの生産ライン制御にはセンサ・制御機器・電源・配電盤の全体が不可欠となっており、産業の神経系としての要素が需要を押し上げている。データセンターと工場向けが同じ製品群で重なるケースが増え、裾野が広がる傾向だ。
データセンター向けキャビネットや特高受変電設備の大型案件は、日東工業とかわでんなどが担当領域を拡大。工場向けとDC向けの市場が接近し、新たな需要機会が生まれている。記事は全20銘柄を機能別に整理して紹介する予定だ。