ABEJAはミッションクリティカル業務のAI実装を強化する新機能「Triple HITL」を開発し、特許を出願したと公表した。安全性とAI全体の継続的高度化を両立する新設計の概要が伝えられている。
ABEJAは自社のミッションクリティカル業務におけるAI活用を強化するべく、「Human in the Loop」をさらに進化させた「Triple HITL」を開発し、特許を出願した。背景として、同社は2012年創業以来、AIの不確実性と人の関与を前提にした運用・高度化を重要視してきた。
「Triple HITL」は、人とAIの協調を通じて安全性を保ちながらAIシステム全体を自律的に継続的に改善するSystem Architectureであり、実行ループ・向上ループ・拡張ループの3つのループに分けてAIと人の関与を明確にする点が特徴と説明されている。
実行ループは現場のリアルタイム意思決定をサポートし、担当者は提案された業務アクションをリアルタイムで承認・非承認する。向上ループではAIの精度向上を目的とした改善業務を、拠り所となる背景情報の言語化とノウハウの形式知化を通じて進める。
拡張ループは新しい知識の拡張や他部門データ環境への適用を安全に横展開する仕組みで、外部データの取り込みと統合提案の承認を経て既存システムの安定性を維持しつつ適用範囲を拡大することを目指す。
今後はABEJA Platform上への「Triple HITL」搭載を推進し、ミッションクリティカル業務におけるAI実装の加速化とプラットフォームの堅牢性向上を図るとしている。