投資歴11年の兼業投資家・キリンさんが年末シナリオを語る。ドル円の急な動きや長期金利の影響、中東情勢の再燃が日本株にどう影響するかを整理している。
この3カ月で最も大きかった動きはドル円で、円高が進んだことで日本株の局面も影響を受けそうだとの見方を示した。直近ではドル円が163円台を付けた後、取材日(9月13日時点)には153円台を観測しており、企業の予算組みも影響を受ける可能性があると指摘した。大手企業の想定為替レートは150円台前半が中心で、150円を割る水準は輸出企業の業績に重しになり得ると語った。
長期金利が3%台に乗せたことについては、意外と影響は大きくないとの認識を示した。高配当株は依然として買われており、金利と株価の関係は一概には言えないとの見解を示しつつ、増配余地やDOEを掲げる企業、金利上昇で本業が改善する銀行などは引き続き注目すべきとした。
中東情勢の緊張については再燃と落ち着きを繰り返しており、個人の実感としては投資判断に大きな影響は出ていないとした。現場レベルでは部材価格が上昇する一方、顧客への転嫁は進んでおり、ナフサ価格と同様の構図で見ているとの感触を述べた。
投資家としては相場の方向性に合わせてポートフォリオを考えるべきだとしつつ、急激な動きは避けたいという感想を述べた。読者はそれぞれの懐事情を踏まえ、銘柄の決算資料や企業の配当方針・業績動向を個別に確認する姿勢を取るべきだとの意見だった。