米国のインフレ見通しが後退する一方、日本では日銀の9月利上げ期待が強まる。市場はFRBの利上げ見通しの動向と日本の物価動向を見極めようとしている。
米国の7月CPIは市場予想に沿い、サプライズは limited で、短期市場では9月の利上げ見通しが後退したとの見方が広がっている。これに合わせ、米雇用指標の結果も市場予想を下回り、FRBの金融政策の先行きに慎重となる動きがみられた。
日本では卸売物価が7月に前年同月比7.2%上昇したことが報じられ、日銀が9月にも利上げに踏み切るとの観測が強まった。アジア株は概ね上昇し、日経平均は前場で1.61%高、半導体関連銘柄が相場を支えた。
欧州先物が上昇する一方、原油価格は下落。米国とイランの協議は停滞し、中東情勢の影響から世界的な需要見通しの下方修正が相場に織り込まれている。オーストラリア準備銀行の副総裁は追加利上げの可能性を示唆し、主要中央銀行の見通しが再び揺れている。