日本製鉄がスロバキアのコシツェ製鉄所へ約9億ユーロを投資し、電気炉の建設と酸素プラントの新設を進める計画を公表した。EUの近代化基金から総額3.5億ユーロの補助を受ける見込みで、長期的な競争力強化と低炭素鉄鋼生産への転換を狙う。
日本製鉄の欧州主要拠点であるUSSKは、スロバキアのコシツェ製鉄所において電気炉の建設と酸素プラントの新設に関する約9億ユーロの投資を決定した。対象はコシツェ製鉄所で、USSKを通じた形で日本製鉄が主導する計画である。これにより現地の生産体制の強化が図られる見込みだ。
投資にはEU近代化基金からの補助金が含まれ、電気炉分野で3.1億ユーロ、酸素プラント分で0.4億ユーロ、計3.5億ユーロを受けることが決まっている。補助金の受領は政府との補助金契約締結を通じて正式に進行する予定で、補助金はプロジェクトの一部負担として位置づけられる。
本投資の目的は、USSKの長期的な競争力を高めつつ、欧州における低炭素鉄鋼生産への移行を推進することにある。日本製鉄は欧州市場での生産体制の強化と脱炭素化の取り組みを進める方針を強調している。