ユニクロを支える働き方のリデザインが注目される。RFID導入で無人レジを実現し、人が本当にやるべき仕事に時間を回す仕組みと、SPAモデルの効率性、継続することの重要性が紹介されている。
本書の要点はユニクロの成長要因を三つに集約する点にある。企画・製造・販売を一貫して行うSPAモデルの効率性、海外生産を活用しつつ日本の技術で高品質を保つ点、そして機能性を追求したLifeWearの展開だ。
ユニクロの店舗では2017年からRFIDタグを導入し、専用ボックスに商品を入れるだけで会計が進む無人レジが実現した。これによりレジ待ち時間が短縮され、店舗スタッフは接客や品ぞろえの工夫と地域特性に合わせた陳列といった「人間にしかできない仕事」に時間を割けるようになった。
リーダーの在り方としては、成果を上げるには特別な能力よりも日常の基本を徹底することが重視され、柳井正の「自分で考え、自分で行動する」姿勢が社員にも求められる。新しい挑戦にはマニュアルがなく、試行錯誤と修正を繰り返す経営哲学が強調されている。
本記事はユニクロを通じて、LifeWear普及によるブランド力の強化やグローバル展開の背景を読み解く入門的解説であり、著書『ユニクロのDNA』の要点を整理して伝えている。