KDDIとライフネット生命は連携システムの不正アクセスを公表し、KDDIの顧客情報最大2万2,541件が流出した可能性がある。決済情報などは対象外だが、企業間エコシステムのセキュリティ課題が浮き彫りになっている。
KDDIとライフネット生命保険は2026年10月30日、auの生命ほけんに関連する連携システムで不正アクセスが発生したと発表した。事案は10月23日にライフネット生命が自社システムへの不審なアクセスを検知したことがきっかけで、KDDIは24日にLNシステムからKシステムへのアクセス経路を遮断した。
漏洩の可能性があるのは最大2万2,541件の顧客情報で、氏名・郵便番号・メールアドレス・会員識別子の組み合わせが8,434件、次いでメールアドレスと会員識別子の組み合わせが4,888件だった。性別や生年月日などの基本情報も漏洩した可能性がある一方、パスワードやクレジットカード番号、銀行口座情報といった機微データは含まれていない。
現時点で二次被害は確認されておらず、影響範囲の全容把握と当局への報告手続きを継続している。auの生命ほけんの一部機能はメンテナンスのため停止中で、再開時期は未定。対象顧客には順次案内が送られる予定で、不審なメールやSMS、電話による詐欺に注意喚起が行われている。