熊本地震で被害を免れた日本製紙八代工場のFRP製煙突の撤去作業が28日、新たに着手し、余震時の安全を最優先に進められている。
7月の熊本地震で被害を受けた日本製紙八代工場(熊本県八代市)で、地震で倒壊した煙突と同素材のものでないFRP製煙突の撤去作業がこの日始まった。作業は大型クレーンを使い、煙突上部の部品を外して下まで運ぶ工程で行われている。
当該工場には計5本の煙突があり、現時点で被災したのは鉄筋コンクリート製の2本とFRP製の1本、全長は鉄筋コンクリートが70メートルと80メートル、FRPは110メートル。80メートルの煙突が倒壊して事務所を直撃した。
撤去作業は被害が確認されていないFRP製の煙突から始まり、12月上旬までを工期の目安としている。近隣に住む80歳の男性は作業の様子を見守りつつ「なくなるのは寂しい」とつぶやいた。
今回の撤去は地震後の安全確保を最優先とする判断の下で進められており、今後の追加の撤去計画や日程の詳細は本記事には記載されていない。