為替投資の中心がドルから円へと移行し、韓国の5大銀行の円預金が1カ月で478億円増加した一方、ドル預金は流出が続いた。円の反発を見据えた動きが投資需要に影響している。
韓国の5大商業銀行の円預金残高が今月15日基準で1兆1,305億円となり、先月末から478億円の増加を記録した。これに対し、ドル預金残高は691億5,000万ドルと集計され、先月末の763億4,000万ドルから流出が見られたことが分かった。
円預金の急増は、ウォン安と円安の動きが絡んだ背景の中で生じた。円が反発を期待される場面があり、ドル相場は以前より上昇余地が限定的との見方が広がっている。一方、ウォンは強含みを維持し、ドル預金の減少傾向と対照的な動きを示した。
日本銀行の金利決定を前に、円・ドルの需給は不安定な動きを続けている。市場は0.25ポイントの追加利上げを織り込む一方、米金利差の影響が大きく、円買い/売りの勢力が交錯している。専門家は円高の再加速リスクや円安の要因の動向に注目している。
ウォン・ドル相場は年末まで1,300ウォン台の水準を維持する見方が優勢で、ドルを買って為替差益を狙う動機は限定的との観測がある。今後の分岐点として、日本銀行の政策判断と植田総裁の発言が挙げられている。