アクセルスペースのGRUS-3は7機のうち4機で高速通信系統に不具合が確認され、商用運用は困難と判断された。残る3機は初期運用を続ける予定で、原因究明と今後の対応が注目される。
アクセルスペースは2026年9月29日、次世代地球観測衛星GRUS-3のうち7機のうち4機で高速通信系統に不具合が発生し、商用運用の開始が困難であると判断したと発表した。対象はGRUS-3B・3E・3F・3Gで、原因は電力増幅回路の不具合と見られている。
これに対し、GRUS-3A・3C・3Dの3機は同様の事象は確認されておらず、現在も初期運用と品質確認を継続している。商用運用開始の具体的時期は公表されていない。各機の状況は表にまとめられている。
GRUS-3はAxelGlobeの事業展開を支える衛星群で、7機を連携運用する計画だった。地上からの画像配信を担うデータ伝送系統の不具合は、計画全体の商用化スケジュールに影響を及ぼす見通しだ。
同社は原因究明と開発プロセスの見直しを進め、今後の衛星量産体制の強化につなげる方針。GRUS-3の経験を今後の地球観測データ提供事業拡大に活かすことが期待される。