秋田市北部の工業団地に、日本最大級クラスのAIデータセンターを計画して建設する。総費用は2兆円規模と見込まれ、UAE政府系ファンドが最大1兆円の出資を検討していると明らかになった。2030年代前半の稼働を目指す。
秋田県秋田市に人工知能(AI)向けデータセンターを建設する計画が進んでいる。整備費は総額2兆円規模と見込まれ、UAEの政府系ファンドが最大1兆円の投資を検討していることが伝えられている。稼働開始は2030年代前半を想定している。
計画は米国のAIスタートアップ「ビットグリット(Bitgrit)」と秋田市に拠点を置くIT企業「エスツー」が特別目的会社を設立して推進しており、2025年10月に連携協定を締結した。候補地として秋田市北部の工業団地が挙がっている。
総受電容量は最大500メガワットを想定しており、完成すれば国内最大規模の計算基盤となる。データセンターにはNVIDIA製の高性能AIサーバーを導入し、膨大なデータ処理を担う。電力は秋田県内の再生可能エネルギーを活用し、冷却には冷涼な気候と水資源を活用する計画。
プロジェクト全体の事業費は最大2兆円に達する見通しで、UAE側はそのうち最大1兆円規模を出資する方向で調整している。中東の地政学的緊張回避と日本のデジタルインフラ強化という背景が、本案件の注目点となっている。