マックフライポテトの品質を保つため、新品種の採用には10年以上かかる場合があることが説明された。環境変動に備えた再生型農業の導入や、店舗の使用済みフライオイルのリサイクルの取り組みも紹介された。
ジャガイモの原料確保をめぐり、天候変化や生産コストの上昇など安定供給を取り巻く環境が変化している中、マッケイン・フーズ社は変わらないおいさを守るため、新品種開発を進めているが採用までには長いステップを踏むと説明した。新品種には品質だけでなく耐環境性や経済性も求められ、農場での耐性検証から工場での品質安定性、消費者テストまで段階を踏む。
同社は10年・20年先を見据えた再生型農業を推進しており、土壌健全性や品種改良、水の効率利用、生物多様性の4つを軸に実証を進めている。北米西部の大規模農場ではセンターピボット灌漑を用い、AIやセンサーで水や肥料を最適化している。
ジャガイモの品質を保つため、加工工場には周辺80〜100km圏内の畑から運ぶ方針で、世界に21工場を持つうち日本向けは北米から輸入している。
使用済みフライオイルのリサイクルにも取り組み、日本マクドナルドの2025年の食品リサイクル率は72.4%に達している。廃油は主に飼料用として活用され、SAF用途には利用されていない。