日本のプロバイオティクス化粧品市場の調査レポートが発表され、2018年〜2027年の市場動向と2024年〜2027年の予測、企業動向や規制・サステナビリティ等の観点が示された。
株式会社マーケットリサーチセンターが「日本のプロバイオティクス化粧品市場2024~2027年」調査資料を発表した。対象期間は2018年、予測期間は2024年〜2027年で、市場規模・企業動向・セグメント別予測・市場シェアなどを含む。市場は製品タイプや成分、消費者属性、用途、包装形態、流通チャネルなどで細分化される。
市場成長の原動力として、日本人のスキンケア悩みの多さと肌の健康志向の高まりが挙げられ、2023年の調査では自信のある肌の割合が低く、多くが毛穴・ニキビ・肌荒れなどを課題として挙げている。プロバイオティクス化粧品は肌マイクロバイオームのバランスを整え総合的な肌の健康を目指す方向で捉えられている。
市場拡大には規制の厳格さが阻害要因として指摘され、厚生労働省・PMDAの規制関与により新規参入や新技術の導入に時間とコストがかかる可能性がある。用途別では皮膚健康分野が大きな割合を占め、プレバイオティクス・プロバイオティクス・ポストバイオティクスを組み合わせた製品が注目される。
企業動向として資生堂がマイクロバイオーム分野へ投資し、Gallinée Ltdを買収した事実が挙げられる。サステナビリティの観点では原材料の調達・製造・包装の環境負荷低減やクルエルティフリー・ヴィーガン製品の拡大が推進されている。今後はパーソナライズ化の不足と臨床エビデンスの不足が課題となり、個別最適化と信頼性のある研究データの整備が市場競争を左右するとされている。