日銀が17、18日に開く金融政策決定会合で追加の利上げを決める方向で調整に入った。政策金利の誘導目標を現在の1・0%程度から1・25%程度へ引き上げ、決定すれば1995年以来約31年ぶりの水準となる見込み。
日本銀行は17日と18日に開く金融政策決定会合を前に、追加利上げを決定する方向で調整していると伝えられている。背景には原油価格の高騰と円安傾向が物価を押し上げるリスクがあり、政策金利の誘導目標を現在の1・0%程度から1・25%程度へ引き上げる案が検討されている。
利上げ幅は通常の0・25%とみられ、決定となれば日銀は近年の緩和路線から脱却し、金利水準を約31年ぶりの高水準へと引き上げることになる。
日銀内では緩和的な金融環境を前提に、物価の基調的な上昇率が2%を超えて推移するリスクに対応する形で段階的な引き上げを進めるべきだとの意見が多い。関係者は前回の決定会合後の発言でも、物価次第で利上げペースを速める可能性を示唆していた。
市場関係者の間では、ベッセント米財務長官の発言も利上げ判断に影響を及ぼす可能性が指摘されている。円安是正のため日本が断固とした措置を講じるべきとの見解が示された。