QRコードを生み出したのはデンソーで、オプトエレクトロニクスの急騰を通じ自動認識テーマへ再注目が集まっている。デンソーの事業構造と今後の動向を整理する地図的記事だ。
1994年にQRコードを生み出したのはトヨタグループの自動車部品最大手・デンソーであり、現場の課題解決の声から規格化と無償提供へと発展した歴史が紹介される。従ってデンソーはクルマの心臓と神経をつなぐ部品を横断的に展開できる希少な存在として位置づけられる。
記事はデンソーの業績動向に触れ、売上が最高値を更新しても利益率が目標に届かず、2026年度には成長投資や部材高を理由に営業減益の計画を示している点を指摘する。さらに半導体大手ロームへの買収提案の撤回やスパークプラグ事業の売却中止といった経営判断の方向転換が今年に入り相次いだことに触れる。
10月5日にバーコード読み取り機器を手掛けるオプトエレクトロニクスの株価が急伸したことがきっかけで、自動認識テーマへの関心が再燃したと説明される。ただし同社の黒字転換が直接的な需要急変を示す材料ではなく、テーマの核はデンソーの構造的な価値にあるとの見方が示される。